ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

面白い記事が書きたい

ぼやーんとTwitterのタイムラインを見ていた時のこと。

「面白い記事が書きたい」

というツイートを目にしました。確かに、面白い記事を書きたいです。でも、面白い記事を書こうとすると、力が入りすぎて、なんだかもんにょりした記事が出来上がることがほとんどです。

ほら!見ろ!面白いだろう!ほら!ほれ!

こんな感じで、ちっとも面白くないのに、笑わざるを得ないような漫才を見せられているような記事になるんです。やんごとなき方が突然お笑いに目覚めて、漫才を始められて、とばっちりを受けて、笑わなければ粛清されてしまうような状況の下、やんごとなき方がでっぷりしたおなかの贅肉をつまみながら「だっちゅーの!」とネタを披露される、そんな漫才。そんな漫才こそ、面白い記事を書こうと意気込んで書いた記事みたいなものなのです。わけがわかりません。

面白い記事を書こうとした結果が「だっちゅーの!」だとすれば、もはやどうしようもありません。でも、これは、面白い記事を書こうとした人すべての人がかかる病気のようなものです。たとえ、文豪・トルストイであろうとも「オモシロイキジヲカキタイ!」と意気込んでペンを握ってしまったら「ダッチューノ!」間違いなしです。トルストイの「ダッチューノ!」は満を辞して読んでみたい気がしないでもないですが、トルストイという人は顔からして怖いですし、代表作である「罪と罰」なんて、分厚くてなかなか読む気がしません。

つまり、トルストイですら面白い記事を書こうとすると失敗するのです。ならば、どうすればよいのか。答えはひとつです。

くだらない記事を書こう!

これが答えです。自分が思いつく限りのくだらない記事を書きましょう。真剣にくだらない記事に取り組んで、行き着く先が、もしかしたら面白い記事かもしれないですし、くだらない記事かもしれないのです。

同じことは「役に立つ記事を書こう!」という意気込みにも言えることです。役に立つ記事を書かねばならないと思えば思うほど、肩に力が入ってしまうのです。結局、できあがる記事は、トルストイの代表作が「罪と罰」みたいなデタラメ記事になることがほとんどです。トルストイの代表作は「戦争と平和」です。「罪と罰」はドストエフスキーです。ドストエフが好きなドストエフスキーです。間違えてはいけません。

突然ですが、サイゼリヤのイカの墨入りスパゲティです。見た目はもんにょりですが、とにかくめっちょこ美味しいです。でも、割り箸で食べるともんにょりします。合掌。

生き字引き

「何……この字引き、温かい……」

「い……生きてる!」

表紙を触ると、どくん、どくんと命の営みが手のひらにダイレクトに伝わってくる。命のぬくもりが、字引きに生命があることを気づかせてくれるのである。

生き字引きというのはこういう意味ではありません。

知識が広く、なんでも知っている人のことを「生き字引き」といいます。勉強になりましたでしょうか。いつも与太話ばっかり書いているので、たまにはこういう知性が輝く教養豊かな記事を書かないと、アッパラパーがブログを書いていると思われるのでないかとヒヤヒヤするのです。私がアッパラパーかどうかは読者の方が決めることであり、私自身はどうすることもできないのですが、とはいえ、アッパラパーではないと訴えかけることはできるのです。申し開きと言いますか、アッパラパーではないことを証明するために、今回は生き字引きというのは生きている字引きではないのですよと、懇切丁寧に、みなさまにわかりやすく情報をお届けしようと決めたのです。

もし字引きが生きていれば、大変なことが起きましょう。本屋さんは毎日、エサを字引きに与えねばなりません。うっかりしていたら、死に字引きになってしまいます。死に字引きは価値がありませんから、本屋さんの損失になってしまいます。死に字引きは、チョベリバの意味を調べても載っていませんから。チョベリバの意味がわからないなんて、字引きとしての価値はありません。

細川ふみえが「スキスキスー」を歌っていたことも、死に字引きでは知る由もありません。アイドルの歌う歌はあれぐらい素っ頓狂な歌がよいのです。ぜひ、カラオケで「スキスキスー」を歌いましょう。もちろん、私は歌いません。

生き字引きの中でも、特に鮮度が良いものは「活き字引き」として、より重宝されます。どんなことも載っているのですよ、ブログの書き方とか、アフィリエイトの事とか、PVの増やし方とか、活き字引きで調べたら全部出てきます。東京で消耗している場合ではありません。

つまり、字引きを大切にしようということです。本屋さんが手塩をかけて育てた字引きを、生かすも殺すも我々にかかっているのです。生殺与奪という言葉がありますが、つまり、我々が字引きの生殺与奪権を持っているのです。字引きを活用して人生を楽しく過ごすことも、字引きを殺して牢屋で一生を終えるのも、あなたの手にかかっているのです。恐ろしいことです。合掌。

 

自己紹介

今週のお題「自己紹介」

2016年12月8日に自己紹介しちゃってます。

www.gw2.biz

ですので、今回はどうすれば「自己紹介」がうまくできるのかについて、掘り下げていきたいと思います。

1938年(昭和13年)満州国の首都新京(現:長春市)で生まれる。翌年、父が満州国駐日大使館に勤務となり、東京に行く。満州時代、自身の経験をもとに作詞作曲した「オラ東京さ行ぐだ」は、後年吉幾三が歌うことで大ヒットとなる。

のっけから、こんな文章で自己紹介を始める人に掘り下げられたくないかもしれませんが、たかだか1000文字程度ですので、よければお付き合いください。

自己紹介とは何か。ややこしく考えず、初めて会う人に対して「話をするきっかけ」を作るものと考えましょう。まずは名前ですね。「田中ロドリゲスです!」「ベンジャミン川崎です!」といった感じで、はっきりと伝えましょう。次は出身地や今住んでいるところ。「ネバダ州で暮らしています。」ぐらいで、ちょっと大まかな範囲にしておくと、相手も共通点を見つけやすくなります。先ほど申し上げましたが、自己紹介はあくまで「話をするきっかけ」です。事細かに事実を伝えるより、大雑把であっても、相手との距離を縮める工夫をするほうが大切です。

あとは趣味などを伝えて、話題を提供するようにすればよいと思います。難しく考えなくても大丈夫です。「趣味はリリアンです!」と言えば、ほとんどの人が「編み機はどこのメーカーを使っているの?編み方はノーマル?それともオリジナル?」と、どんどん話を広げてくれます。こうなれば、リリアンの話で2時間!盛り上がりまくりです。たまに「あー、グランシャトーのCMに出てた!」と返す人もいますが、そういう時は「そうそう!あの人、河内長野市の出身なんですよ!」と切り返せば、リリアンの話で2時間!盛り上がりまくりです。

今までの自己紹介の方法は基本です。基本をマスターしたところで、応用に移りましょう。全てを超越した素敵な自己紹介をご紹介します。このレベルに達するには相当な努力が必要ですので、覚悟しておきましょう。

あなた方の前に立ちたるは、大川隆法であって、大川隆法ではない。あなた方の前に立ち、永遠の真理を語るは、エル・カンターレである。

宗教ネタは危ないと思いつつ、最高の自己紹介となると、思いつくのがこの言葉。

もはや、自己紹介をして頂いてありがとうございます、以外の感想が思いつかない。以上です。合掌。

電話が嫌い

仕事はじめての頃は電話に出るのがめっちょこ怖かったのです。

ていうか、今でも仕事でかかってくる電話はのべつまくなしに怖いし嫌い。社会人最初の壁が、実はゼビウスのバキュラみたいなもんで、いくらザッパーを打ち込んでも壊れやしない。255発打ち込んだら壊せるという噂もありましたが、上から出て来て下まで行って消えるまでに255発も打ち込めるわけがない。非現実的すぎる。そのぐらい、ものすごい壁なのです、電話に出ること。

まず、受話器を取るまで誰がかけてきたのかわからないというのが怖い。自宅の電話はナンバーディスプレイにしていますから、誰からかかってきたのかがわかるようになっていますし、非通知なら取りませんけど、仕事場の電話というのはそんなええもんではなく、音が鳴るだけで、後は取らざるをえないのです。

「はい、ぐわぐわ団のまけもけです……」

「おんどりゃー!」

「はい、どのようなご用件でしょうか?」

「絞め殺すぞ!われ!」

「お電話ありがとうございました。」

こんなんばっかりですからね。そりゃあもう、電話を取るなんて嫌になります。

「はい、ぐわぐわ団のまけもけです……」

「なによこれ、わからないじゃない!」

「申し訳ありません。どのようなことでしょうか?」

「わからないから聞いているのよ!それぐらいわかりなさいよ!」

「お電話ありがとうございました。」

本当に相手は血の通った人間なのかすら疑われます。ダチョウが電話してるんじゃないかというぐらいにむちゃくちゃな電話ばっかりです。ちなみに、ダチョウの脳の重さは約40gで人間の眼球と同じぐらいの大きさです。

でも、電話のよいところは相手が目の前にいないことなのです。目の前にいたら、手を出されて、殴られたりする危険性がありますが、少なくとも電話の場合は殺されることはありません。相手が受話器の向こうで包丁を振り回していても、電話線を通じてこちらに包丁が届くことはありません。本当にヤバいと思えば、とりあえず受話器を置くことで相手との関係を断つことができます。

切りゃあええんですよ。わけのわからん電話なんか。

「はい、ぐわぐわ団のまけもけです……」

「ビビデバビデブー!」

「ありがとうございました。」

ガチャ、ツーツーツー……

本当に大事な用件なら、向こうからもう一度かけてくるでしょうし、それこそこちらに出向いてくるでしょう。とにかく、怖かったら切りましょう。そして、助けを求めてください。1回の電話で病んでしまうことだってあるんです。無理はしないでくださいね。合掌。