ぐわぐわ団

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借りると返さないといけないという事実

レンタルしてきたDVDを返すときに「ちゃんと巻き戻した?」と昭和なボケを毎回毎回入れてしまいます。今の若い人たちに「ちゃんと巻き戻した?」とボケても、たぶん不思議そうな顔をして「巻き戻すってどういうこと?」と真顔で切り返されるだろうなと思うのですが、それはとても怖い話です。

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昔はVHSというアナログな記録媒体があったんですよ。CDの前にカセットテープがあったように、DVDの前にビデオテープという記録媒体が。もっと言うと、VHSとβの二種類があって、それはもう、それぞれの陣営による、血で血を洗う戦いがあったのですが、実は私が物心つくころにはアダルトビデオが一斉にVHSに流れたため、VHSの圧勝という状況になっていたのです。この辺も、若い人に説明するにあたり、実に馬鹿馬鹿しいところなのですが、事実なので仕方がありません。

別にそんな昔話をしたいわけではないのです。この前、久しぶりにDVDを借りたのですが、借りると返さないといけないんですよね。当たり前の事です。当たり前の事ですが、最近はオンデマンドという方法が出てきて、お金を払って映像を観ておしまい、という方法が出てきたので、途端に、借りるためにわざわざ出向いて、返すためにわざわざ出向くという、今までは当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなったため、面倒で仕方がなくなるという、人間としては本当にズボラ極まれりみたいになるわけです。

未来になったら、脳みそに直接線を繋いで、好きな体験ができるようになるんじゃないかと思っていたのですが、それだと物理的に線を繋がないといけないし、特別な施設にまで出向かないといけないですから、それはレンタルDVDと同じで、将来的には廃れてしまうのではないかと。それよりも、家にいながらにして、特にどこに出向くでもなく、ただ念じるだけで自由に好きな体験ができるようになるのではないか、それこそが未来の未来ではないかと勝手に考えてみたのですが、それはもしかして「妄想」という方法で、すでに私たちが行っている作業なのかもしれません。「妄想」をする人は、すでに遥かなる未来を生きているのです。

さっぱり話がわからなくなりましたが、負けいくさはこんな感じでぐだぐだと進んでいく予定です。