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高校野球が終わりました

高校野球が終わりました。まさか、高校野球が「プリキュアの敵」となるなんて、若かりし頃は、思いもしませんでした。関西地方以外では、プリキュアが毎週日曜日の午前8時半から放映されているというのに、関西地方だけはなぜか高校野球が映し出され、プリキュアは高校野球が終わってから、日曜日、月曜日、火曜日と3日まとめて一挙放送になるのです。他の地域も高校野球を放映するなら別に構わないのですが、関西地方だけがこのような仕打ちを受けるのは、毎年の事ながら、実に辛いのです。プリキュアの敵、高校野球を恨む日々でございました。

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しかし、恨みは何も産みません。よくよく考えてみましょう。そもそも、日曜日の第一試合に出場する高校球児たちはプリキュアを見る事ができません。日曜日に試合のない高校球児たちも同様です。関西地方にいる以上、プリキュアを見る事はできません。球児たちだけではなく、監督、関係者各位、球児親族、応援に動員された方々、高校野球に関係するほぼ全ての皆々様がプリキュアを見ることができないのです。高校野球を恨むにしても、高校球児たちを恨むのは筋違いであり、同じプリキュアを見たいと思っている仲間なのです。

もっと深く考えてみましょう。甲子園で野球をして負けてしまった高校球児たちは、地元に帰ったら、すでにプリキュアの放映が終わっているのです。録画できればいいのですが、全員が録画できる環境にあるとは思えません。リアルタイムで見ることができない以上、どうしようもないという高校球児もいないとはいえません。それは実にかわいそうな事です。高校野球も人生で一度きりですが、リアルタイムでプリキュアを見ることができるのも人生で一度きりなのです。プリキュアはDVDになったりもしますが、それはそれ、ということにしておきましょう。

高校野球とプリキュアの関西地方での共存は難しいことかもしれませんが、なんとかならんのかと思わずにはいられません。四角い仁鶴がまぁるくおさめてもらいたいものです。