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トリセツに関して

西野カナの「トリセツ」という歌について、考えてみたいと思います。

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この歌、結婚するにあたり、新婦の取扱説明書をよく読みましょう、という内容です。取扱説明書の内容そのものは様々なご意見もあるかと思いますし、ツッコミどころも満載ではあるのですが、そこそこ最大公約数的な内容になっており、結婚式なんかで重宝しそうです。

私が問いただしたいのは、取扱説明書の内容ではありません。取扱説明書の存在、そのものです。

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取扱説明書というのは、Wikipediaで調べるとこんな感じです。

取扱説明書(とりあつかいせつめいしょ)は、機械装置や道具といった工業製品などの使用方法を説明した印刷物などである。図と文章などを使って、解り易く解説してあるのが一般的である。

要するに、製品として完成されたものの使い方を記した書類です。取扱説明書がある人間というのは、完成された人間であるということと同じ意味です。どんなことがあっても、取扱説明書の通りに動くのです。しかも「トリセツ」では永久保証までついています。完璧な人間です。もしかしたら完璧超人、ネプチューンマン、またはビッグ・ザ・武道なのかもしれません。

もちろん、私には「取扱説明書」はありません。あえてあるとすれば「仕様書」です。仕様書ですから、仕様変更は当たり前のようにありますし、仕様書が最新版であるとも限らず、なぜ動いているのかわからないからソースコードが仕様書になってしまったり、バグも仕様だと言い張らねばならなかったり、まぁプログラマーならデスマーチまっしぐら、ぐわぐわな仕様書しかありません。こんな私だけど笑って許してね。

……「トリセツ」の代わりに「シヨウショ」という歌を作って、結婚式でずんずん歌ってもらってJASRACから音楽著作権使用料がっぽりもらおうかと思ったのですが、こんな歌ではニーズはなさそうです。