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効率化の行く末を案じる

喜八洲総本舗のみたらし団子は、注文してから団子を焼いて、こんがりと焦げめをつけてからタレに浸けて、包装してくれます。梅田大丸店、大阪高島屋、近鉄あべのハルカス店、大阪空港店など、大阪の主要な所に出店していますので、大阪に来られた際にはオススメしたい逸品です。ただ、日持ちしないので、地方発送は受け付けておりません。大阪でしか食べられないんですね。

みたらし団子 きんつば 酒饅頭:大阪・十三「喜八洲総本舗」

そんな喜八洲総本舗と効率化の行く末など、なんの関係があるのかという話ですが……

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ここの店員さん、めちゃくちゃ包むのが手際が良くて早いのです。何度かテレビでも取り上げられているのですが、とにかくあっという間に包みます。支払いのために財布をのぞき込んでいたら、その瞬間に包んでしまっていますので、目が離せません。中国の山奥で数十年もの間、厳しい修行を積んできたとしか思えない神業っぷりは、みたらし団子の美味しさ以上にみる価値があります。いや、それ以上にみたらし団子も美味しいです。

そんな究極の効率化を図っている喜八洲総本舗の店員さんですが、ティファニーやら4℃といった婚約指輪を扱うようなお店で働くことになったら、いくらものすごく手際が良いといっても、ちょっと微妙なところがあるはずです。きゃっきゃうふふと婚約者同士が指輪を選んで、ようやく決めて「これください!」と言うや言わんやのうちに、ずぱっと包装されてしまっては、雰囲気もへったくれもありますまい。こういうお店では、いくら手際良く包装できるとしても、ゆっくりゆっくり包むほうが喜ばれます。あわよくば、途中で手を止めるぐらいでも良いかもしれません。一瞬で包んでしまっては、どっちらけなのです。

とはいえ、最近はなんでもかんでも効率化という風潮ですから、婚約指輪は言うに及ばず、ルイヴィトンやプラダでバッグを買っても、ずぱっと包まれることになるかもしれません。「効率化ですから」という印籠のような言葉を許していると、高級ブランド店が喜八洲総本舗に乗っ取られてしまうことになるのです。ヴィトンのバッグを注文すると、直火で炙って焦げ目が付けられ、北海道厚岸産の上質昆布でダシをとり、香川県産たまり醤油と白ざら糖を使った美味しいタレにくぐらされた後、ずぱっと包装されて渡されることになるのです。

それはそうと、喜八洲総本舗のみたらし団子、大阪に来られた際にはぜひご賞味ください。オススメです。

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