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アイアムサム現象

あいさむさむげんしょう【アイアムサム現象】:座席が前過ぎて、めっちょこ観るのがしんどい現象。「昨日行ったお笑いライブがーで、首が痛い。」

こんな言葉、聞いたことがないと思いますが、15年前から私と相方が使い続けている言葉です。二人で『アイ・アム・サム』という映画を観に行ったのです。泉の広場上がる、今はなき梅田ピカデリーへ。

当時は座席指定というのがなくて空いてる席に座るのですが、『アイ・アム・サム』は人気があったのか、ぎゅうぎゅうで一番前の端っこの席しか空いてなかったんです。仕方なく一番前の端っこの席に座ったんですが、当時の映画館はスクリーンがものすごく大きくて、しかも、一番前の座席とスクリーンとの距離がものすごく近い。ぐわっと見上げないと見れないんです。まっすぐ前を向いたら、スクリーンの右下の一部分だけが視野に入るんですが、全体はちっとも見れません。

しかも、字幕です、字幕!英語なんてわかりませんから、字幕だけが頼りなのに!スクリーン全体を見ることができないから、字幕を読むのも大変なんです。目は疲れるし、首は疲れるし、あらすじはわからないし。途中で画面を見ることはあきらめました。だから『アイ・アム・サム』は15年経った今でも、しんどい映画としての認識なのです。

最近はどこの映画館もシネコン化して、逆に「シネコン」という言葉が死語になりつつあるという状況になっています。梅田の北野劇場のような1000人以上が入れる超巨大映画館もなくなってしまいました。

北野劇場と言えば、スクウェアが威信をかけて制作したけどずっこけた映画『ファイナル・ファンタジー』を観に行ったところが北野劇場でした。映画が始まって十数分後、突然ふぁふぁふぁ……って感じで、映画が止まってしまいました。どんなシーンだったかは、これまた15年も前の話なので覚えていませんが、画面は止まり、音声だけが流れるという異常事態に。だんだん、1000人近くの観客が「あれ?おかしくね?」って気付いてくるんですよね。映画館全体に襲いかかるもんにょりした雰囲気。あの雰囲気は北野劇場でなければ体験できなかったと思います。ものすごいもんにょり。

突然、「途中から上映しなおします!」というアナウンスが流れ、途中から見直すことになりました。あらすじなんてちっとも覚えちゃいない『ファイナルファンタジー』ですが、我が人生の中で唯一途中で止まった映画として記憶していたりします。

そういえば『もののけ姫』も観に行ったけど、その時は台風が上陸していて、映画館ガラガラだったという記憶しかありません。どうも、映画そのものを覚えておくハードディスクが壊れているようです。合掌。

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