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100歳児教育

0歳児教育はご存知でしょうか。無限の可能性を秘めた赤ちゃんに、産まれたときから教育を施すことです。いまや日本は過剰なまでの学歴社会ですから、0歳児からでも間に合わないのかもしれません。

こんな世の中ですから、ぐるっと一周して100歳児教育も必要になってくるのです。100歳だからと甘えてもらっては困ります。長く生きているのですから、それだけ世の中に貢献してもらわなければなりません。パソコンは難しくて使えないからパソコン教室に通うなんてのは70歳ぐらいまでに済ませておいて、100歳になれば人生経験をフルに活かしてCOBOLなんかを覚えてもらって、みずほ銀行のデスマーチシステム開発を一人で全部こなしてもらうぐらいでなければ困るのです。

100年間の人生経験を持ってすれば、ややこしい力関係やいざこざなんかも簡単に解決できることでしょう。そこに加えて100歳児教育でもってスキルアップすれば、どれだけむちゃくちゃな案件であろうとも、たやすくこなすことができるでしょう。100歳児教育で英語やアラビア語をしれっとマスターしてもらえば、シリアの内戦問題を解決するのも容易いはずです。アサド大統領なんかまだ51歳ですからね、100歳から見たら子どもみたいなもんです。

脳は老いる事なく常に進化しているという話もあるぐらいですから、年齢を言い訳にされては困ります。100歳の可能性は無限大なのです。

おかしなことを書いているように見えますが、日本は一億総活躍社会を目指している以上、0歳の赤ちゃんから100歳のお年寄りまで、全員が大活躍しなければならないのです。休んでいる暇はありません。全員が火の玉となり、全員が活躍しなければ、国の繁栄はありません。

うん、やっぱりおかしい。そんなに活躍したくもないし、できればひっそりと暮らしたい。成長もしたくない。実は意識低い系ですから、できるだけ早く年金をもらって余生をのんびり過ごしたい。いわゆるご隠居さんみたいなのがいいなぁと思ったり。旅をして印籠見せびらかすご隠居じゃなくて、家の奥で日がな一日俳句でも詠んでるような、そんなご隠居さん。

とりあえず、100歳になってから頑張ります。合掌。