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「てにをは」を言わないとインディアンっぽくなります

Wikipediaでちょろっと調べてみたのですが「インディアン」という呼称は使っても問題なさそうです。「ネイティブ・アメリカン」と言わないといけないのかと思っていたのですが、そうでもないようです。世紀の大発見!ノストラダムスも予言し得なかった、今すぐノーベル財団の職員全員が裸足でノーベル賞を持ってくるぐらいのすごいことを書くわけでもないので、「インディアン」が正しいのか、「ネイティブ・アメリカン」が正しいのか、どちらを使うべきなのかをそこまで真剣に考えなくてもよいのではなかろうかと思う次第です。そもそも論として、「インディアン」を使えないのであれば、インデアンカレーは存在が許されなくなります。美味しいのにね。

さて、川端康成の書いた、有名な小説の冒頭はとても有名です。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

この文章がいかにすごいかを語りだすと、時間がいくらあっても足りません。それぐらいにすごいのです。この文章がどれほどすごいかを羊羹で表すと、羊羹5本分ぐらいのすごさです。そんなの大したことないと思われるかもしれませんが、羊羹5本を1分で食べなければならないとしたら、ものすごいでしょう。それぐらいすごいのです。ノーベル文学賞を受賞しただけのことはあります。ノーベル文学賞作家に対して、ありえないほど上から目線での発言です。

それはそうと、すごいということがおわかり頂いたと思いますので、この文章の「てにをは」を取っ払ってしまいましょう。

「国境 長いトンネル 抜ける 雪国 あった。」

なんとなくインディアンっぽくなりました。他にも有名な小説の冒頭で試してみることにしましょう。

大造じいさんはガンだった。がーん!

国語の教科書でおなじみ、「大造じいさんはガン」の冒頭です。これも「てにをは」を取っ払ってみましょう。

「大造じいさん ガンだった。がーん!」

大造じいさんとガンの間に一呼吸おくことで、インディアンっぽさが増します。

腹上死であった、と記載されている。

第一回ファンタジーノベル大賞受賞作、「後宮小説」の冒頭です。すっとんきょうな文章から始まるこの小説、めっちょこ面白いのでオススメなのですが、冒頭がこんなんなので、最初から度肝を抜かれてしまい、なんちゅうものを勧めるんだと思われるのが怖くて、いまいち現実世界ではオススメしにくいのですが、おもしろいものはおもしろいので、おもしろいです。

「腹上死であった 記載されている。」

あんまりインディアンっぽくありませんでした。仕方ありません。合掌。

 

後宮小説 (新潮文庫)

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雲のように風のように [DVD]

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この「雲のように風のように」は「後宮小説」をアニメ化したもので、これまためっちょこおもしろかった記憶が。とりあえず貼っておきましょう。再び合掌。

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