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デブの取っ組み合い

大阪場所が早くも稀勢の里劇場と化しております。白鵬のケガは仕方がないとしても、日馬富士、鶴竜が2敗していては、4横綱時代と言われるにはあまりにもんにょり。結果として、稀勢の里が話題の中心のまま、今場所も中盤戦へ。

ご存知かと思いますが、私はそこそこ相撲好きです。休みの日に大相撲中継を見ながらぼんわりと過ごす夕方の時間がとっても好きなのです。今日は夕方に「映画プリキュア ドリームスターズ!」を観に行くので、リアルタイム観戦はできませんが、そんなプライベートなことはさておき、相撲ですよ、相撲。

若い頃は、相撲なんて「デブの取っ組み合い」だと軽く考えていました。よく、相撲ファンが、力士の体は脂肪で出来ているわけではなく、ほとんど筋肉で、力士の身体能力はそれはそれはものすごいものなんだと言うことがあります。ボディービルダーのような筋肉は見せる筋肉であり、闘うことだけを目的に、ストイックに身体を鍛え上げると力士のような体型になるのは必然で、だからこそ力士は最強なのだと、まことしやかなことを言うのです。

実際、その通りだと思うのです。しかしながら、それらの前提も踏まえて、万障繰り合わせて、結論としては、相撲は「デブの取っ組み合い」です。しかし、めちゃくちゃ奥が深くて、おもしろい「デブの取っ組み合い」なのです。体の使い方や技のかけ方、足の運び方から何から何まで、ほんの数秒で終わってしまう対戦であっても、いろいろすごいところがあって、ほんとに「至高のデブの取っ組み合い」なのです。

あれほどの上質な「デブの取っ組み合い」を提供してくれている日本相撲協会というのは、協会の中でもかなり優秀な協会なのではないでしょうか。関西電気保安協会も電気の安全を守ってくれている素晴らしい協会ですが、協会グランプリみたいなことをすると、やはり相撲だけに日本相撲協会に軍杯が上がります。

協会グランプリ、おもしろそうですね。どこかのブログで開催してみてください。

というわけで、今は大阪場所が楽しくて仕方がありません。稀勢の里がいつコケるかわかりませんし、そのまま突き進んでくれるかもしれません。今までの稀勢の里なら、もう少しでコケてグダグダになるのですが、立場が人を育てると言いますので、横綱になった稀勢の里はもしかしたらものすごくものすごいかもしれません。大阪場所、楽しみましょう!そして、私は映画プリキュアを楽しんできます!合掌。