ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

正しいことを言っているとしても、伝わらなければ意味がない

文字は丁寧に書きなさいと教わったと思いますが、どうしてなのか今になって考えてみたのです。丁寧に書かないとバツされるからとか、綺麗に書くとかっこいいからとか、いろいろと考えてみたのですが、私の出した答えは「相手に伝えるため」でした。

昔、象形文字みたいな字を書く上司がいて、書いてある文字を翻訳しないといけないのです。最初は何が書いてあるのかわかりませんでした。でも、だんだん読めるようになってきて、ラピュタ語を前にして「読める!読めるぞ!!」と叫んだムスカの気分を味わっていたのですが、そんな苦労をしなくとも、丁寧に書いてもらえば済む話です。読まないといけないから読んでいたにすぎません。

文章も同じで、相手に伝わるように書かないとダメなんです。タイトルにも書きましたが、いくら正しいことを言っているとしても、伝わらなければ意味がない。相手に読んでもらえるようにしないと意味がないのです。

以前「自分の文章がつまんないとか、需要がないとか、判断するのは自分じゃない」という記事を書いたのですが、前提として、文章を読んでもらわないといけないのです。これが実は難しい。はてなブログであれば、読みやすいデザインのテーマを選ぶことで最低限の読みやすさは確保できます。もちろん、文字の大きさ、文字と文字との幅、行の高さ、一行の文字数等々、気にしだしたらキリがないのも確かです。でも、そんなことを何も気にせずに、画面いっぱいに文字がみっちり詰まったものを出して、さあ読んでください!なんて言っても、読んでくれる人はほとんどいないでしょう。

いくら美味しい本マグロでも、丸々一匹どんと目の前に出されて「食べてください!」と言われたら「ちゃんと食べられるようにしてよ……」と思うのが正直な気持ちだと思います。自分で解体できるならいいんですけど、普通の人は無理ですよね。

文字の並べ方だけではなくて、ブログであればそのブログから受ける印象や持っている雰囲気、書いている人のアイコンから、ブログのタイトルまで、いろいろな要素が相まって、読みたいかどうかが判断されてしまいます。読んだら100人中100人涙する感動の文章が載っていたとしても、ブログのタイトルが「きんたまばあさん百烈張り手愛国ブログ嫌韓嫌中」とかだったら誰も読まないと思うのです。じゃあ「ぐわぐわ団」はどうなの?と言われると、マフィアのブログだと勘違いして読まない人がいるかもしれないですが、それはもう縁がなかったと諦めるしかないでしょう。

というわけで、本題。テロリストの人たちに「自爆テロなんてやめて、するなら自縛テロをしなさい。」と言いたいのですが、テロリストの人たちはぐわぐわ団を読んでいないし、私が頑張ってテロリストの方たちに受け入れてもらえるようにブログのデザインを変えたりしたとしても、まず読まれることはありません。となると、伝わらないんですよね。せっかく良い言い回しを思いついたのに、意味がない。残念なことです。合掌。