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ピックアップツール、精密マルチキャッチで草むしりをする

電話をしたら相手がイズミヤに!」という記事で書いたのですが、グレーチングを外さないまま雑草を抜きたいという野望があったのです。どでかいピンセットで引っこ抜くという方法でもよかったのですが、もう少し面白みが欲しいところです。

というわけで、コーナンに行って、面白いものを見つけました。

ピックアップツール、精密マルチキャッチという道具。棒の部分がある程度ぐにゃんぐにゃんに曲がり、ボタンを押すと先っちょからツメが出ます。ボタンを押してない時はツメは隠れているのですが、ボタンを押すとニョコっとツメが出てきてモノを挟みます。これがもう、めっちょこかっちょいいのです。ほんとに例えようがないのですが、これは是非、手にとって試してみていただきたい。自分がロボットになったような気分になるというか、とにかくかっちょいいと表現しておきます。

というわけで、グレーチングの隙間から精密マルチキャッチを突っ込んで、雑草の根元にまで先っちょを動かし、ボタンを押してツメを出します。心の中では「じゃんじゃじゃんじゃんじゃ〜ん!」とよくわからない盛り上がり方をしているのです。ツメを出す瞬間はテンションはダダ上がりです。そして、ボタンを緩めると、ツメが戻ろうとして雑草の根元を掴む形になります。そうしたら、あとはゆっくりとグレーチングの隙間から精密マルチキャッチを引き抜くのです。哀れ、雑草は引っこ抜かれてしまうのです。わーわー、ぱちぱち。誰も歓声を上げてくれませんので、自分一人で盛り上がります。

除草剤を撒いたほうが手っ取り早いのはわかっています。しかし、除草剤では風情というものがありません。面白みもありません。ピンセットで引っこ抜くのも侘び寂びの面から言うと50点です。その点、精密マルチキャッチを使うと、やけに時間がかかるうえに、いちいち照準を合わせるのが面倒です。しかし、メカメカした工具を使っている姿は何となくすごい事をしているように見えます。雑草を引っこ抜いた時には、他の方法とは比べようもないぐらいの達成感があります。あっという間に時間が過ぎてしまいます。ものすごい時間泥棒です。でも、効率はべらぼうに悪いのです。

これはもう草むしりには最高の道具です。仕事をしているように見えるし、面白いし、達成感もあるし、時間はあっという間に過ぎるし、効率が悪いから、なかなか雑草が減らないのです。草むしりの仕事の極意は、実は全部むしらないことです。全部むしってしまうと、次はもっとしんどいところが待っているのです。むしろ、むしらないでちまちましているほうがよかったりするのです。

 

 

珍しいことですが、Amazonのリンクを張っておきます。ただし、私はコーナンで税込1002円で買いました。合掌。