ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『グローバリズム その先の悲劇に備えよ』を読みました

私もたまには本を読んだりもするんですよ。『投稿倶楽部にゃんにゃんZ』ばっかり読んでいると思われても心外なので、最近読んだ本をご紹介します。

難しそうな本です。実際、難しかったです。中野さんという人と柴山さんという人が、ふたりでお話をしている様子が書かれているのですが、なんでこんなにややこしいお話をしているの?と悩むぐらいに難しい。

中野 いくら欧州のエリートたちが文化的な共通基盤をもっているとはいえ、普通の人々の文化的な差異や言語の違いはやはり大きい。

柴山 それに主権というのは、長い歴史と関わる正当性の問題です。数十年単位の社会実験で、いきなり確立できるものではないのです。

ページをぺらっとめくって、103ページの端っこのほうを引用してみたのですが、こんなキッツい会話をしていたら、ギスギスしてきませんかね。

私 ぺろーん!

相方 なになに?ぺろーんってなに?!

私と相方の会話はものすごく知能レベルを上げてこのぐらいです。正当性の問題ですとか、そんな言葉を使って会話するなんてのは、IQ84増えたとしてもありえない。それぐらいのレベルです。むしろハイレベルすぎて、いきなり確立できるものではないのです。

というわけで、なかなかに難しい本だったのですが、頑張って読みました。グローバル化が進むと、ポピュリズムといった逆の動きも活発になるし、グローバル化が正義というわけではなくて、まあいろいろ大変だよね〜って話です。いろいろはしょりすぎて、何が何だかわからないと思いますが、私の理解はおおよそこんな感じです。長期で物事を考えたほうがいいよねとか、役に立つこともたくさん書かれていました。

とにもかくにも、頭のいい人が雁首そろえて対話なんてすると、ものすごくものすごいことになるんだなというのがよくわかりました。この二人の間に割って入って何か発言をしなさいと言われたら、どうしようかと思います。

中野 いくら欧州のエリートたちが文化的な共通基盤をもっているとはいえ、普通の人々の文化的な差異や言語の違いはやはり大きい。

 コント!小学生が給食の時間に突然ギャグぶちかまして友達が牛乳を盛大に吹き出すシーンを再現!タイトルは「虹がかかる」!

柴山 それに主権というのは、長い歴史と関わる正当性の問題です。数十年単位の社会実験で、いきなり確立できるものではないのです。

まあ、とてもツラい。知性の格差社会です。合掌。