私が購読しているブログ「自分の地図を作ろう」を書かれている岡映里さんの本です。読者になるボタンを押したときのブログのタイトルは「筋トレをしろ。うつが治るから。」でした。あまりの脳筋なインパクトについつい読者ボタンを押してしまったんだと思います。その後、ちょいちょいとブログを読ませてもらっていたのですが、本を出されるという記事があり、じゃあ読んでみようと。何かの縁じゃないですか、せっかくだし。
自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ
- 作者: 岡映里,瀧波ユカリ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川マガジンズ
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: Kindle版
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簡単に言うと自己啓発本なんです。でも、ご自身で体験されたことを「これでもか」ってぐらいにぶつけて書かれているので、自己啓発本にしてはやけに説得力があるんです。部屋の掃除から始めて、明るい色の服を着て、言葉を変えて、過去を書き換えて……と、この流れだったら自分を好きになっていくのもわかるなーって。どんどん自己肯定を進めて、自分が好きになる。そうしたら、いろんなことが楽しくなる。私自身は特に自己否定が強いわけでもなく、どちらかというとちゃらんぽらんで楽観的で自分のことは好きだと思っているほうなのですが、ちょっとこれは実践したいなと思うことがちょこちょこと。
「頭の中に警察官しかいないと、絶対に自分が有罪になっちゃうじゃん?だから、もうひとりキャラを作るといいんじゃないかな」という昔からの友達の言葉、「ツイてるって念仏みたいに唱えてたら、ある時さ、オレ、ツイてるよな。って思えるようになったの。」というカメラマンの友達の言葉、いい人が周りにいるな〜って思いながら、確かに頭の中に弁護士がいたら失敗してもずるずる引きずらないだろうし、何があってもツイてるって思うほうが気持ちの持ちようはラクになるだろうなと。
やけにややこしい書き方をしてしまいましたが、ぜひ本を読んでみてください。自身の経験や体験に裏打ちされた文章ってのは生き生きしていて読んでて楽しいし、ずんずんくるものがあります。
本の後半部分で大阿闍梨・酒井雄哉さんの名前が出てきたときにはびっくりしました。私も酒井さんの本に元気をもらったというか、生き方を学んだりしたので。本にも書かれていた千日回峰行のドキュメンタリー番組ってすごいんですよ。これもどこかで観る機会があれば是非。
とにもかくにも、自分を褒めて褒めて褒めまくりましょう。そうすれば楽しい。これは間違いなく真実だと思います。合掌。
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