ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

シュークリーム

「ちょい悪ダンディのおもしろブログ」に書かれていそうなネタ。

ワイフにシュークリームを買ってくるようの頼んだんですよ。そうしたら、ビアードパパのなんちゃらかんちゃらという、ええ香りのする岩のようなものを買ってきたんですね。これは何だと問い詰めると、シュークリームだと言う。ほほう、これを靴に塗れというのか、マイワイフ。何をとんちんかんな事を!と激怒したら「お里に帰らせて頂きます!」と荷物抱えて出て行った。シェーン、噛むバッグ!ガリガリ。

……なんだこりゃ。

靴屋さんでぼんやりとしてたら、シュークリームが売られていたんですよ。靴に塗るクリームですね、シュークリーム。これもシュークリームって言うんだと思ったのです。靴はシューズですが、複数形ですからね。単数形はシュー、そしてそのシューに塗るクリームなんだからシュークリーム。合っている。別に何ら問題はない。

田山花袋という小説家の代表作『蒲団』にこんな記述があります。

「土産の包を開くと、姉の好きな好きなシュウクリーム。これはマアお旨しいと喜の声」

シュウクリーム。これはこれでなんとなく美味しそうなのです。しかも「好きな好きな」と2回繰り返すところと、「マア」がカタカナなところが、より一層美味しい感を引き立てている。さすが、田山花袋だ!と、知ったかぶりも知ったかぶり、実は『蒲団』を読んだこともなければ、田山花袋の読み方を「たやまはなぶくろ」と読んでいたという低知能ぶり。……ウソです、ネタとして面白いかなと一瞬よぎったのですが、さすがにそれはちょっと低知能すぎるというか、ウケ狙い過ぎて残念感が漂います。ちゃんと「たやまかたい」だと知っています。なんとなく堅そうなイメージあるじゃないですか、田山花袋。武者小路実篤と二人で対談なんてしようもんなら、もう硬派硬派のガチガチな感じがするんじゃないかなと思ったりします。イメージだけで好き勝手書いてますね。

実篤「綿1トンと鉄1トン、どちらが重たいかね?」

花袋「そりゃあ鉄だろう、鉄は硬いからな。」

実篤「ブブー!どちらも1トンだから重さは同じじゃ!」

花袋「さ……さねあつーっ!!!!」

こんな感じで硬派な対談が繰り広げられるのです。ぜひ実現したい。

それはそうと、シュークリームです。シュークリームは生クリームとカスタードクリームが尼僧になっているのが大好きです。クリーム、突然の出家、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。合掌。