ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

たいして怖くないお話

夏らしく、怖い話でも書こうと思ったのですが、びっくりするぐらいにそういう経験をしたことがありません。稲川淳二がうらやましいかと言われれば、実はそんなにうらやましくもないのです。涼しくなりたければ、ややこしいことをせずにエアコンをつけましょう。怪談で涼しくなったと思っていても、実は涼しくなったと思っているだけで、身体は悲鳴をあげています。特に熱帯夜、深夜3時から5時にかけては、きちんとエアコンをつけておかないと、ぽっくり逝ってしまいます。

それはそうと、たいして怖くないお話。

以前、働いていた職場でのこと。

トイレから、シャーという音が聞こえるのです。でも、どこを見ても悪いところはどこにもありません。便器の水も止まっていますし、洗面台の蛇口からも水は流れていません。どうしたんだろうねぇと思いながら、見た目には何もないので、おかしなことがあるものだと思う程度でした。

そんなある日、水道局の人が「ろうすいしていませんか……?」と恐ろしいことを言うのです。「老衰……」ぽっくり逝くのであればよいのですが、そういうことではありません。「漏水」です。道路側にある水道のメーターを開けてみたところ、水道メーターがありえないほどの勢いでぐるぐるぐるぐる回っています。

「きゃー!」

すぐに業者さんに連絡をして調べてもらったところ、壁の向こう側にあるパイプがぶっ壊れてて、シャレにならんことになっています……という報告。シャレにならんのなら修理せねばなりません。

「配管を全部入れ替えないとダメですね。」

「それって、お高いんでしょう?」

「そうですね、数百万円はしますね。」

「きゃー!」

自分が払うわけではないにせよ、おそろしい金額です。そして、追い討ちをかけるように水道局からの請求書が届きました。

「20万円です。」

「きゃー!」

これも、自分が払うわけではないにせよ、おそろしい金額です。シャーという音が聞こえた時は、とにもかくにも霊ではなく、漏水を疑いましょう。水道のメーターの見方も知っておいたほうがよいと思います。ぎゅんぎゅん回るメーターほど恐ろしいものはありません。

たいして怖くないけど、ぎょんぎょんするお話でした。合掌。

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