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自分の人件費をめっちょこ高く設定しよう

家の近くのコンビニで200円で牛乳が売っていて、自転車で片道30分かかるスーパーで160円で売っているとします。スーパーで買ったら40円お得なんですが、あなたの人件費を考えると、ちっともお得ではありません。時給40円のお仕事なんて絶対イヤ!って思いますよね、実は同じことです。

地域別最低賃金の全国一覧 |厚生労働省

こちらを参考に考えてみましょう。大阪の最低賃金は時給883円です。つまり、先ほどの例で言うと、コンビニとスーパーとの牛乳の価格差が883円ないとダメ!なのです。牛乳安く買えて40円お得だった!とニヨニヨしてたら、実は843円も損をしているのです。

もちろん、その人の価値観の問題でもあるので、遠くのスーパーに牛乳を買いに行ったらいけませんよ、という話ではありません。片道2時間かかるスーパーにかわいい店員さんがいるからという理由で牛乳を買いにいくなら、私は止めることはしません。新鮮な牛乳を求めて北海道の牧場までプライベートジェットで行くとかも、余裕がある方であれば、どんどんしたらいいんじゃないでしょうか。今の話は、かわいい店員さんに会いたい、新鮮な牛乳が飲みたいという価値に時間を費やす話なので、どちらかと言えば趣味の領域です。趣味であれば、がっつり楽しまれたらよろしい。

私が言いたいのは、そういうことではなくて、考えもせずに安いものに飛びついたりせず、まずは自分の人件費を考えて動いたほうが自分の時間も増えるし、自分を大切にできますよ、ということ。牛乳を買うための1時間で本を読んだり、ブログを書いたり、40円安い豆乳を買うために遠くのスーパーに行ったり、いろいろできるんです。

「自分を大切にしよう」ってよく聞きますが、具体的にはどうしたらいいの?って思いませんか。漠然と大切にすると言っても何が何だかだと思うので、ここはひとつ、自分の人件費をめっちょこ高く設定してはいかがでしょうか。例えば、時給3,000円に設定すれば、なんとなく価値が高まる感じがしませんか。1時間をだらだら過ごすのも3,000円の価値があるので、なんかめっちょこ贅沢した気持ちになります。しょうもないことを頼まれて今までイヤだと断れなかったことも、あなたの時給を3,000円にすることで「それはイヤだ!」と断る判断基準になるはずです。

せっかくなので、時給30,000円にしましょうか。そうすると現実離れしてしまって、何が何だかわからなくなるので、金額の設定は慎重に。ちなみに、私の時給は5000兆円です。合掌。