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観光特急列車『青の交響曲』に乗ってきました

Twitterやら画像をぺたぺたと貼り付けて、近鉄南大阪線の観光特急列車『青の交響曲(シンフォニー)』に乗ってきましたという記事をでっちあげます。

『青の交響曲(シンフォニー)』の詳細はこちら。

www.kintetsu.co.jp

ネットで予約しようと思ったら、昨日の時点で既に満席だったのですが、朝、駅の窓口に行って「乗れますか?」と尋ねたら、車椅子対応席の後ろの、ネットでは予約できない席が空いていました。意外と乗れるもんです。

駅に行くと「青の交響曲に乗るツアー」みたいな団体客の方たちがいらっしゃいました。ツアーに申し込んで乗る方法もあるようです。

というわけで、電車に乗りました。14時10分出発で15時26分到着です。お腹が空いていたので、近鉄百貨店で買ったお寿司を食べました。美味しかったです。

……なんだ、この小学生の絵日記みたいなノリは?

なんでしょうね、高貴な方になった気分で子どもたちに手を振ってしまいました。手にはお寿司を持って。

大阪阿部野橋を出発してしばらくは住宅地が続くのですが、奈良県に入ると途端に緑色が多くなります。ぼんわりとするにはちょうどいい感じです。

真ん中の車両はラウンジになっていて、デザートを食べたり、コーヒーを飲んだりすることができます。ちょうど、橿原神宮前に停車している時に撮った写真ですね。この時、相方の切符が行方不明になって、えらい慌てていたので、ぶっちゃけデザートの味はあんまりわからなかったです。結局、座席の隙間から見つかったので万事休さず。見つかってよかった。めでたしめでたし。合掌。

……いやいや、ここで終わっては何がなんだかわかりません。文字数1,000文字超えてますが、今回はとにかく最後まで一気に書きます。文字数の事は気にしません。

というわけで、相方の切符が見つかってほっとして、気の抜けた感じで乗っているうちに目的地である吉野に到着しました。先ほど書きましたが、到着したのは15時26分です。はっきり言うと、吉野には特に何にもありません。特に駅周辺はおみやげ屋さんが3軒ほど軒を並べていますが、それ以外に何にもありません。ですので、ロープウェイで上を目指すのですが、4月28日以降、ロープウェイは車両故障で止まったままになっています。HPには「復旧の見込みはございません」と書かれています。ロープウェイ乗り場もこんな感じ。物悲しいにもほどがある。

最新情報 - ロープウェイの運休のお知らせ(4/28より)|「あんしん・あんぜん」その先の未来へとつなげる。 吉野大峯ケーブル自動車株式会社【公式サイト】

仕方がないので、代行バスに乗ります。料金は同じ360円。バスに乗ると、山のほうとは逆の方向に走り出します。どこかで曲がるのかな?と思ったら、そんなことはなくずんずん逆の方向に進んで行って、吉野駅の一駅手前、吉野神宮駅近くまで戻ります。ぶっちゃけマイクロバスはボロだし、どこに連れて行かれるんだろう?という感じになって、ドナドナが頭の中にぐるぐるリピートしだします。ヤバいかもしれん……と思った矢先にぐるっと回って山のほうに向かって走り出しました。ちょっとホッとしたのもつかの間、今度はあまりの急斜面の道を走るもんだから、マイクロバスのエンジンが焼けるんじゃないかという感じになって、ずーっとエンジン音が

ミィーーーーー!!!!!

 って鳴りっぱなし。これはこれで怖い。でも、スピードは全然出ません。ですので、安心は安心。とんでもないカーブを曲がりまくり、ようやくロープウェイの駅近くまでたどり着きました。ロープウェイだと、スーッと着くのに、バスだと残念極まりない。復旧の見込みがないのは悲しいですが、なんとか復旧してもらいたいものです。

というわけで、吉野山の山上駅まで到着。この時点で16時過ぎてます。道路脇のお店もやっているんだか、やってないんだか、さっぱりわからない感じ。観光客もほとんどいません。とりあえず、世界遺産である金峯山寺でも行こうと相方と二人で歩き出したのですが……

坂道がキツいので早々にリタイア。

途中の大きな鳥居を見て満足。これは金峯山寺の鳥居ではありません。確か、画像の右の道をまっすぐ進んで500メートルぐらい先にあるはずなのですが、なにせ坂道がキツいのと暑いのとで、金峯山寺はあきらめました。 

帰りも代行バスに乗ろうと思えば乗れたんですが、下りなら歩けるだろうと思いまして、ぐだぐだと山の中を歩くことにしました。景色がきれいなのと、緑に囲まれたところで歩くのはなかなか気持ちがいいといえば気持ちがいいのです。

Googleマップだと24分で着くと書いてあったところを、たっぷり30分以上かけて歩いて吉野駅まで到着。この時点で17時過ぎ。

実は、帰りの電車も予約していたんです。18時04分発のさくらライナー。

この写真は阿部野橋駅で撮影したものですが、ちょっとかっちょいい特急です。普通の特急……と書くとわけがわかりませんが、古いタイプの特急にはレギュラーシート、いわゆる普通の座席しかないのですが、さくらライナーにはデラックスシートがあるのです。デラックスですよ、デラックス。せっかくなので、デラックスシートに座りたい!と駄々をこねたのです。となると、電車が来るまで約1時間。

おみやげ屋さんでおみやげを物色し、なんだかんだしてから、ベンチでまったりしてある程度経った時点でのツイート。時間が経つのが実に遅い吉野の地。

こんな感じ。実にまったり。すごくまったり。

というわけで、まったりしまくって、ようやくさくらライナーが到着。

慌てて乗ろうとしたら駅員さんに「清掃作業があるから、もう少し待ってね。」とたしなめられ、あわてんぼうさんの烙印を押されてしまいました。実にツラい。それはそうと、画像をご覧いただければおわかりかと思いますが、本当に人がいません。

車内に入って撮ったのがこちらになります。

はい。ガラガラ。結局、私と相方でデラックスカーを独占するという事態になってしまいました。予期せぬ貸切状態です。水曜どうでしょうのサイコロ3で、貸切状態の電車の中で大泉洋が使い捨て下着ショーを繰り広げていましたが、同じことが絶対できる状況でした、しませんけどね。

そんでもって、阿部野橋に到着したのが19時22分。さくらライナーのデラックスシートが快適すぎて、座席の硬さは南海のラピートと比べると硬め。ただし、フットレストやリクライニングの倒れっぷりというか、角度が絶妙で、しかも首当てが可動式なもんだから、これまた首をピシッと固定できて最高なのです。210円でこの極楽シートに座れるのであれば、絶対に座るべきではないかと思います。もちろん、特急券510円かかるのもお忘れなく。

上の駅の写真に写っている急行に乗ってもいいんですけど、吉野から阿部野橋まで約1時間半かかるので、ロングシートだと結構しんどいんですよね。デラックスシートに包まれながら、べよべよとするほうが体には優しいのではないかと思います。観光で使うのであれば、ぜひ特急、できればさくらライナーのデラックスシートをオススメしたいと思います。近鉄の回し者ではありませんので念のため。

思いつくままに文章にしてしまいましたが、備忘録的なものなので、お役に立つというわけでもないのですが、『青の交響曲(シンフォニー)』はなかなかによかったですよ、というお話でした。合掌。