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りんごに塩水

りんごを切ったら、塩水に漬けます。

飽和食塩水を用意します。切ったりんごを長期保存するための生活の知恵でございます。りんごが塩辛くなりますが、長期保存するためと割り切りましょう。

塩を使うことで、本来であればすぐに腐敗してしまうものも、長く保存することができるのです。塩で食物を保存する技術は古く、日本では奈良時代からありました。ただし、当時は保存性を高めるために塩で中まで乾燥させるものでしたので、かなり塩辛く、そして固いものだったのです。

中世ヨーロッパでも塩を使って、肉や魚、野菜を保存していました。そういえば、漬物も塩を使って野菜を長期保存をする方法です。

りんごを切っても、1個まるまる、全部食べるなんてできません。ですので、ちゃんと塩水に漬けて、腐らないように致しましょう。

以上、真っ赤な嘘でございます。りんごの話だけに、真っ赤な嘘。

りんごを塩水に漬けるのは、色が変わるのを防ぐためです。りんごに含まれているポリフェノールが酸素とくっつくことによって色が変わるのです。塩水に漬けることで、ポリフェノールと酸素とがくっつくのを防ぐんだとか。

そして、塩水に漬ける以外にも、ハチミツを溶かした水に漬ける、砂糖水に漬ける、レモン汁を入れた水に漬ける、といった方法でも色が変わるのを防ぐことができるのです。

せっかくですので、『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』の予告編をご覧ください。昔の映画の予告編って、ものすごく興味をそそります。この手書きフォントがぐるぐる回ってこちらに迫ってくるのは、なんとも味があるのです。「きちがい」とか「奇形人間」とか、地上波で放映しようにも絶対にできない言葉がぽんぽん出てくるのですが、当時の状況を鑑み、また芸術作品であることにも配慮をしなければなりません。

芸術作品なのかはよくわかりませんが、とりあえずこの映画はラストシーンが秀逸ですので、ぜひ人生において一度で結構ですので、どこかでご覧いただければいいなぁと思っています。合掌。