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勝負のかけ引き

勝負のかけ引きというのは実に難しいものです。

例えば、こないだの冬季オリンピックのノルディック複合。日本の選手がジャンプで1位になって、そこそこアドバンテージを取ったにも関わらず、ドイツ人3人がゴリゴリ追いかけてきて、結果的にドイツ人3人が金、銀、銅メダルを独占しちゃいました。

先陣を切ってずんずん突き進むのは体力を使います。それより体力を温存しておいて、途中で追い抜くチャンスを狙うのも、勝負のかけ引きです。

でも、私がジャンプで1位になって、そこそこアドバンテージを取って、10キロのクロスカントリーをするとなったとして、ドイツ人3人がズンズン追いかけて来る状況になったとしたらと考えたのですが、考えれば考えるほど、ドイツ人3人に追いかけられるのは怖いと思いました。

考えてもみてください。ドイツ人3人がスキー板を履いて追いかけてくるんですよ。勝負のかけ引きもへったくれもありません。泣いて謝ります。そんな状況だったのです。5位入賞でも、ものすごくものすごいことだと思うのです。

さて、ドイツ人3人がスキー板を履いて追いかけてくるのは怖いというのはご理解頂けたと思います。もっと怖いのは、相撲取りです。相撲取り3人がスキー板を履いて追いかけてくる状況を想像してみてください。これもまた、勝負のかけ引きもへったくれもありません。南無阿弥陀仏と唱えるしかないでしょう。

話がどっかに行ってしまいました。

ノルディック複合でメダルを取るにはどうすればいいのか。今までの話の流れからおわかりになるかと思いますが、相撲取りなら金メダル取れるんじゃなかろうかということです。ジャンプができるのかどうかはとりあえず稀勢の里はじめ横綱勢に頑張ってもらうとして、横綱3人がスキー板を履いて追いかけてくる状況を作ることができれば、ドイツ勢がいくら頑張っても無理でしょう。

パシュートも同じです。相撲取り3人がスケート靴を履いて追いかけてくる状況を作ることができれば、どんな選手も裸足で逃げ出すと思います。

つまり、相撲が一番すごい、ということになります。いや、なりません。合掌。