ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

ブログの記事を書くときに気をつけておきたいこと

何かイヤなことがあったとき、感情のおもむくまま「こんなことがあった!ムカつく!」と書き殴ってしまう。わからなくもありません。

いやいや、ブログなんだから役に立つことも書かないとと思い直して「こんなことがあった!ムカつく!オレは正しくこんなふうに対処したぜ!」と書き足したところ、ハウツー記事なんだか、オピニオン記事なんだか、さっぱりわからない記事になってしまう。これもわからなくもありません。

おおっと、ブログなんだから収益化も目指さないとと思い出して「こんなことがあった!ムカつく!オレは正しくこんなふうに対処したぜ!だからこの情報商材がオススメなんだぜ!」もはや、何がなんだかわかりませんが、オレが私がマネーがお金が!みたいになるのもわからなくもありません。

わからなくもないのですが、ここまでくると、さすがにもんにょりします。なぜもんにょりするのかと考えたのですが、「読者」の存在がそっちのけになっているからではないかと思うのです。ぶっちゃけ申し上げますが「イヤなことをダイレクトに共有」させられるのは苦痛です。「イヤなことをダイレクトに共有させられた挙句にオレ様は正しい」なんて話を聞かされるのも苦痛でしかありません。「イヤなことをダイレクトに共有させられた挙句にオレ様は正しいから情報商材を買いなさい」となると、これはもうDV(読者に対するバイオレンス)です。

「こんなことがあった!ムカつく!」なことを書きたいのなら、せめてオブラートに包むとか、マドレーヌに包むとか、どうにかして読者にイヤな気持ちにさせないように工夫するとかしないと。おもしろおかしく書くとか。小ネタをぼんぼん挟むとか。私の場合、ブログの記事ってよっぽど長くない限り最後まで読んでしまうのですが、最初から最後まで怨念で綴られた文章だったりすると、もんにょりどころかげんなりするわけです。そして「こんな文章を読んだ!ムカつく!」と書き殴りたくなるのですが、そんなことをしてしまうと負の連鎖のはじまりです。

そんな負の連鎖を断ち切るためにはまず、かたつむりを飼いましょう。そして「こんなことがあった!ムカつく!」といった出来事は忘れて、かたつむりを観察し、その様子を記事にしましょう。ゆっくり動いているとか、ぬめぬめしているとか、何でも結構です。殻の模様をじっくり観察して文字にするのもよいでしょう。どろどろした記事よりかたつむりの記事のほうが読者は嬉しいと思います。

そして、世界中のブログの記事がかたつむりの記事となるのです。そうなったとき「なんで全部かたつむりの記事やねん!ムカつく!」と書き殴りたくなると思うのですが、そこは心を鬼にして、かたつむりの記事を書いてください。とにかく、何がなんでも、森羅万象、全てにおいて、どんどんかたつむりの記事を書きましょう!書いて、書いて、書きまくりましょう。

私はかたつむりの養殖で忙しいので書くヒマがありませんが、どうかお気になさらず。合掌。