ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

かたくり粉を捨てる

もし仮にかたくり粉を捨てることになったとしたら、どうしたらよいのだろう。

買ってきたばかりのかたくり粉を手に私はふと考えたのである。もちろん、捨てるつもりはない。ただ、捨てることになったらどうしたらよいのだろうと考えただけである。

最近のかたくり粉はとても親切だ。上にもあるように「※捨てるときは、お住まいの自治体の区分にしたがってください。」と買いてあるのだ。捨てるつもりはないが、かたくり粉を捨てることになったら自治体、つまり役所に聞いてみたらよい。捨てるつもりはないので、今は電話するつもりはないが、仮に電話をしてたずねてみたらどうなるであろう。

「もしもし、かたくり粉を捨てたいのですが……」

「か……かたくり粉ですか!?」

「そうです。北海道で生産された純度の高い馬鈴しょでん粉を使用した……」

「で……でんこ?」

「ああ、でんこと読むのではないのですか?」

「そうですね。おそらくでんぷんと読むのではないかと思われますが。」

「それは失礼しました。北海道で生産された純度の高い馬鈴しょでん粉を使用した……」

ここで役所の方がわけがわからないという様子でこちらに問い返す。

「かたくり粉を捨てるのですね?」

「はい。捨てるときは、お住まいの自治体の区分にしたがってくださいと書かれているのでご質問させていただいたのです。」

「なぜ、かたくり粉を捨てられるのでしょう。」

「かたくり粉ってキュッキュしますよね。触ったらキュッキュするんですよ。あの感触がダメなんです。キュッキュするのが耐えられないのです。助けてください。私は……かたくり粉がキュッキュしなかったらいいなと思って今まで生きてきました。でも、かたくり粉メーカーはいつまで経ってもキュッキュのまま何も対策をしようとしない。ぜひ、議会でもこの問題を取り上げていただきたい。」

おそらく、このぐらい熱弁を振るったところで市役所の方がため息をついて

「普通ゴミで捨てていただいて結構です。」

と仰って電話を切るのであろう。世知辛い世の中だ。合掌。

 

今どきのヤンキーは買わないであろう代物を買った

メリケンサックを買ってしまいました。

昔のヤンキーがイキって買ったはいいものの、本当に使ったら相手が死んでしまうのでビビらすぐらいにしか使えない悲しい武器、メリケンサックです。かといって、異世界に転生してしまって何か武器を持って闘わないといけなくなったときに、とにかくリーチがなくてボッコボコにされてしまうであろうこと間違いなしの武器でもあります。

ちなみに、異世界に転生してしまって、何か武器を持って闘わないといけなくなった場合の私の一番のオススメは「モーニングスター」です。Amazonで売ってないかな〜と思って調べてみたところ、似たようなものを見つけました。

Uniton バイキングメイス

Amazonでは「バイキングメイス」という名称で売られていましたが、とりあえずコレが一番強いです。遠心力を使ってぶっ叩くので、盾なんかで防がれても相手を吹っ飛ばせますし、剣や斧といった刃物は使えば使うほど切れ味も悪くなり攻撃力が下がりますが、このモーニングスターは刃物ではないのでいくら使っても切れ味が落ちたりする心配がありません。

ただし、上のAmazonで売っている「バイキングメイス」は柄の長さが短すぎて、空振りした時に自分の手に当たってどえらいことになる可能性があります。柄の長さは鎖の長さよりも長くするべきでしょう。自爆してケガをするような武器は最悪です。

自爆して怪我するといえば、メリケンサックも同様です。相手がパンチを避けて壁にパンチが当たってしまった場合、もしくは相手が盾で防御してきた場合、自分の拳が骨折するなどして壊れてしまう可能性がとても高いです。力の逃げ道がないので、ハードパンチャーであればあるほど、固いものを殴った時に衝撃が分散できずに自分の拳を潰してしまうのです。そういう意味でもメリケンサックをわざわざ自分の武器にする必要性は薄いといえます。

いろいろ考えた結果、仮に北斗の拳みたいな暴力が支配する時代になってしまった場合、私はモーニングスターを主武器に頑張りたいと思います。それ以上にそんな世界にならないように願うばかりです。

ちなみに、メリケンサックっぽいのは『Fit Boxing 北斗の拳』で遊ぶためにわざわざ買いました。合掌。

酪農クライシス

牛乳が危機です。

円安による飼料の高騰、中国の爆買いによる飼料高騰、ウクライナとロシアの戦争による飼料高騰、アメリカのバイオ燃料傾倒による飼料高騰、とにかくいろんな要因が重なって酪農業がめちょんこ大変になっているのです。しかも、2017年にバター不足になってからというもの、国がガンガンガン速で酪農家の人に生乳生産しまくれと言いまくったもんで、乳牛はとにかくたくさんいるのです。NHKの報道の受け売りですから本当かどうかは知りません。

とにかく、めちょんこ大変なのです。我々はもっともっと牛乳を飲まねばなりません。朝、昼、晩、そして深夜に至るまで、とにかく牛乳を飲まねばなりません。牛乳を使った料理もたくさん食べましょう。グラタン……しか思いつきませんが、グラタンを毎日食べるぐらいの勢いがないとこの酪農クライシスはどうにもなりません。

もちろん、飲むだけでは限界があります。いっそのこと、牛乳で動く車を作るぐらいのイノベーションが必要です。世界のTOYOTAなら本気を出せばすぐにでもやってくれることでしょう。牛乳で動く車、略して牛車を開発するのです。ちなみに「ぎっしゃ」と読みます。

生乳が余りまくっているので、とりあえずメーカーは脱脂粉乳にして在庫を積み上げているそうなので、給食には脱脂粉乳を出しましょう。戦後、学校給食が始まったころは滋養のあるものを食べさせる必要があったため、日本はアメリカから脱脂粉乳を恵んでもらって給食に出したのです。あまり美味しいものではありませんので、当時の子どもはうえぇ〜と言いながら飲んでいましたし、私もうぇえ〜と言いながら飲んでいたのですが、あの時の脱脂粉乳のおかげで滋養を得ることができたのも事実です。そして、ムキムキマッチョマンになりました。ありがとうございます、アメリカン。

ただ、牛乳が余っているというのに脱脂粉乳を給食に出すということは本末転倒でもあります。脱脂粉乳を牛乳で溶かして子どもたちに飲ませれば、私のようにマッチョムキムキになることでしょう。日本の未来は明るい。合掌。