携帯電話が発達しまくって、割りを食っているのが公衆電話です。
割りを食っているのかどうかはよくわかりませんが、久しぶりに公衆電話を見かけたので写真に撮ってみました。台にISDNと書かれていますが、残念ながらこの公衆電話はISDN公衆電話ではありません。ISDN公衆電話は色がグレーで、前に通信用のケーブルを挿す穴があります。スマホがこれだけ使われるようになってくると、ネットにつなぐなんてどこでもできると思ってしまいますが、十数年前には、公衆電話にノートパソコンをつないでメールの送受信をするなんてことをしていたのです。
便利になればなるほど、昔の苦労を忘れるものです。とはいえ、いまさら若い人たちに公衆電話を使って有線でインターネット接続をしなさいと言っても、なんでそんなことをせにゃならんのかと言われるだけです。テレホーダイの時間になるとみんな一斉にインターネットにつなごうとするので、空いてるプロバイダーはどこかと探し回って、気がつけばプロバイダー契約を2つ、3つ複数契約していたり、夜の11時から活動するために睡眠時間を変則的にしてみたり。
今はとにかくネットにつながるのが当たり前になっちゃってますが、昔は大変だったんですよ、ほんとに。と、ついつい昔話をしてしまいたくなることもあるのです。