コンビニでおにぎりを一つだけ買うときにぐわぐわすることがあるのですよ。
「袋に入れましょうか?」
「いや、そのままでいいですよ」
「それでは、お印だけしておきますね」
といわれて、上の絵のバツ印のところにシールを貼られることの多いこと、多いこと。ここにシールを貼ると、おにぎりのフィルムを剥く時に、思いっきり引っかかるんですよね。というわけで、シールを貼る位置の正解は横です。横に貼って頂ければ、邪魔にならずにフィルムを剥くことができるのです。
まぁ、おにぎりを一つだけ買う人ってそんなにいないんでしょうね。おにぎりを買うなら、他にもおかずであったり、飲み物であったり、お菓子であったり、何らかのついで買いをするはずで、何をトチ狂ったのか、おにぎり一つだけぽんと買ったりする人が少ないのは、それはよくわかります。せっかくですから、飲み物ぐらいは買いましょう。そうしたら、自動的に袋に入れることになるので、おにぎりにシールを貼るなんて作業は不要になりますし、シールを貼る位置でうだうだとこんなくだらんことを書く必要もなくなるのです。そうです、おにぎり一つだけというのが残念なのです。今は家族3人でおにぎり一つだけしか買えませんが、いつか立派になって、家族3人分のおにぎり 3つ買うんだ!一杯のかけそばではありませんが、一つのおにぎりを買って、店員さんがこっそり半合ごはんを足してくれるなんてファンタジーを期待してはいけません。世の中は結構世知辛いのです。
……話がものすごく変な方向に行っていますが、おにぎりを一つだけ買う自由もないことはないのです。シールを貼る隙を与えず、「そのままで結構です」と言い放ち、一瞬店員さんがたじろいでいる間に、おにぎりを自陣まで引き連れてくることで、シール貼りを阻止することもできるのですが、なかなかこれもタイミングが難しいのです。おにぎりを掴んで、バーコードを読み取らせて、そのまま離さない店員さんには、この方法は使えません。無表情のまま、こちらの「ちょっとエコを考えているんですよ」的なところを無視して、エコ関係なしにマニュアル通りに袋に入れようとする店員さんとの戦いなのです。
しかし、おにぎりにどのようにシールを貼るかで、ここまでぐだぐだと書くことになるとは思いもよりませんでした。こんな些細なことでぐだぐだと1,000文字を超える文章を書いていると、だんだんあほらしくなってくるのです。一方、コンビニの店員さんって、ほんとすることが多くて、頭が下がるのです。おにぎりのシールを貼る位置如きでぐだぐだと言われることもなければ、シールを貼る位置まで事細かに求めるのは酷というものです。私以外にこんな事を言う人はいないと思うのですが、万が一、おにぎりのシールを貼る位置でぐだぐだとクレームを言う人がいれば、万障繰り合わせて、「負けいくさ」のこの記事を読ませて頂ければ、いかに自分がくだらぬことで頭に血を昇らせていたのかがよくわかるのではないかと思うのです。というわけで、「負けいくさ」をコンビニでおにぎりを一つだけ買う人にオススメしましょう。