パンツ一丁の騎士が墓場でお姫様といちゃいちゃしている衝撃的なシーンからスタートする伝説のゲーム「魔界村」に関して。
「魔界村」が「魔界町」になるにはどうすればよいのかを調べていたのですが、地方自治法第8条第2項の規定により、都道府県が条例でもって要件を決めているようです。ただし、都道府県によっていろいろと違いがあり、「魔界村」がどの都道府県に属するかによって、「魔界町」になることができるかは変わってくるのです。
仮に、京都府に「魔界村」があった場合、京都府の要件は以下の通りです。
(1) 人口5,000以上を有すること。(2) 当該普通地方公共団体の中心の連簷区域内にある戸数が、全戸数の概ね5割以上であること。(3) 商工業その他非農村的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数が、全人口の概ね5割以上であること。(4) 住民の担税力及び財政状態が、町として発展するに足ると認められること。(5) 商工業その他の非農村的業態又は非農村的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数が最近5箇年間増加の傾向にあること。(6) 病院、診療所、劇場、映画館等の施設が設けられていること。
(1)人口が5,000以上に関しては、ゾンビやら怪物がわんさか出てきますから、要件に当てはまる可能性は十分です。(2)はゾンビやら怪物が町の中心地に半数は存在していないといけないことになるのですが、結構バラバラに住んでいるので要件には当てはまらないかもしれません。(3)〜(5)に関しては、そもそもゾンビやら怪物が働いているのかがわからないため、微妙であると言わざるを得ません。(6)も難しいですね、騎士がパンツ一丁でゾンビにぶつかると一瞬で骨になってしまうようなところですから、そもそも病院を作る意味がありません。火葬場すら不要なので、実は便利かもしれません。その他の娯楽施設に関しても、ゾンビやら怪物がそんな娯楽を楽しむのかという話です。
そんなことより「魔界村」が「魔界町」になったら、おどろおどろしさがなくなってしまい、ゲームとしての面白さも半減してしまいそうです。無理に「町」になる必要はない、ということでしょう。