ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

わからないからこわい

世の中、わからないことだらけです。

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にも関わらず、わからないことは怖いのです。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」と言うことわざを聞かれたことが……ないですか?若い人は知らないかもしれませんが、尾花というのはススキの穂のことでして、幽霊だと思っていたら、実は枯れたススキの穂だったという意味から、こういうことわざが作られたというか、いくらモノを知らないとはいえ、幽霊をススキの穂と見間違うことはなかろうと思われるかもしれませんが、昔の人は「幽霊の正体見たり枯れ尾花」と言っていた以上、ススキの穂が幽霊に見えたのでしょう、あまりにも非科学的と言えなくもありませんが、当時……っていつの時代でしょうね、実は「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざ、横井也有の「化物の正体見たり枯れ尾花」という俳句が元ネタのようでして、そういうことなら「幽霊の正体見たり枯れ尾花」って思いっきりパクリですよね、化物と幽霊の違いだけで、いわゆるパクツイそのものと言えなくもありませんが、横井也有は1702年生まれの江戸時代の人で、亡くなったのが1783年というどえらいご長寿さんですので……って、確かにえらい長生きというか、江戸時代で80歳超えているってのはものすごいことでして、だいたい江戸時代の平均寿命ってのは30歳から40歳ぐらいじゃないかという説もあったりしますので、81歳まで生きた横井也有って、ものすごいご長寿さんという話になるのですが、そんなご長寿さんでも亡くなってから232年経過していますので、横井也有の子孫が「幽霊の正体見たり枯れ尾花」はパクリや!と騒いで裁判を起こしたところで、パクリであることは疑いようもないのですが、かといって裁判で勝つことは、著作権が認められるのが原則死後50年までですので、そもそも勝ち負けなんてつくわけないのです。話が飛躍し過ぎて、もはや収拾がつかなくなっていますので、この辺にしておきますが、ご理解頂けましたでしょうか。

こういう、よくわからない文章……怖いですよね。