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選挙に行こう

以前の記事で選挙に行く重要性を説きました。「日本全国全裸の日」などというものを制定されたくなければ、きちんと選挙に行って投票することが大切だ、というまことにふざけた内容のもので、多くの識者の方々からお叱りの声を頂くことはありませんでしたが、たぶん多くの識者の方々はそのようなことをおっしゃっているに違いないという電波を受信したことは事実です。によんによんしますね。

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小学生の頃のお話です。児童会という、よくよく考えるとなんの権力もない組織がありまして、その児童会の会長、副会長、書記2名、計4人を決める選挙が半年に一度、実施されていました。児童会の会長になったからといって、料亭で芸子さんと戯れた後、密約を結んでニヨニヨできるなんてことができようはずもありません。ただの名誉職みたいなもんで、放課後に残って何かをさせられたりして面倒なだけのはずなのに、隣のクラスで何が起こったのかわかりませんが、男子児童の3分の2が出馬するという珍事が発生しました。言い方は悪いですが、クラスという組織票を持たない泡沫候補が乱立という事態になり、結果的に3票しか獲得できなかった候補者もいました。よく登校拒否者が出なかったもんだと思います。

そんな児童会選挙で一番盛り上がるのは、立会演説会です。この立会演説会というのが別名一発芸大会。全校生徒を前に、ウケたら当選、スベったら落選です。政策、公約、そんなものはありません。クラス全員を動員できるカリスマがあれば、クラス全員を巻き込んだ大ネタを披露することができて、そういう大きなことができる候補者がだいたい当選することになります。そう考えると、組織の上に立つことができるカリスマ人材を知らず知らずのうちに選んでいたことになります。

小学生の時に、選挙とはそういうもんだと教えられたので、今でもついつい愉快な候補者に投票したくなるのです。政見放送ではっちゃけていた、面白かった、選挙公報がすごいインパクトがあった、印象深かった、そういう候補者を応援したくなるのですが、さすがに小学校の児童会の会長のような権力も何もない人を選ぶのとはわけが違います。我々の代表者を選ぶ選挙ですから、しっかりと選んで、きちんと投票しましょう。

って、記事をなんで参議院選挙が終わってから公開しているのでしょうねぇ。