ぽわぽわとテレビを見ていたら、国際政治評論家というおっちゃんがエラい剣幕で吠えてました。
「我々の考える常識というのは、相手国にとっては非常識だったりするんだ!こんなもんは国際政治では常識だ!きみには常識というものがないのか!」
よく言いますね、自分の常識は相手の非常識。北枕は縁起が悪いと考える人と、南に足を向けないと寝られない人が結婚してしまった時の悲劇。お互い自分の常識が通用しないということはいくらでもあります。そういう時はどうするか、国際政治評論家のおっちゃんは実に良いことを言っていました。
「領土問題でもなんでも、相手と向き合い、しっかりと対話をすることが大切なんだ!そんなこともわからんヒヨっ子どもと話などできるか!」
相手をきっちりと理解するため、対話を繰り返す。私たちは、何かとすぐに妥協してでも問題を解決したいと考えがちですが、安易な解決策では、将来に禍根を残すことにもなりかねません。正直、領土問題などは解決などできない問題です。だからといって、対話をあきらめることも、暴力によって解決することも、誰もどちらも望んではいないのです。
「国際政治でモノを言うのは誠実さだ。だから、嘘をついてはいけないし、偽りの姿で相手を騙すなんてもってのほかだ!」
と吠えていた国際政治評論家のおっちゃんの髪の生え際が微妙に浮いていたような気がするのですが、気のせいでしょう。
と、嘘のテレビ番組の話をしれっと書いてしまうぐわぐわ団など、もってのほかだ!という抗議のメールが殺到しております。今から、抗議のメールの供養とお焚き上げでお詫びとさせて頂きます。合掌。