ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

じゃすたりーらんないりーらんないりーらんないとぅない

せっかく華原朋美の1stアルバム『LOVE BRACE』をiTunesでポチって聴きまくれるようになったので、カスカスになるまでブログのネタにしようと思います。カスカスにしようと思ってもできないぐらいに素晴らしいアルバムなので、こちらが先に根負けすると思いますが、戦いに挑む姿勢は評価してもらえればと思います。

ただし、残念ながらはてなブログは歌詞を書くことができません。これまた微妙なところでほんの少しぐらいなら引用の範囲内で大丈夫だとは思うのですが、あまりたくさん書いてしまうとJASRACという恐ろしい組織の人が請求書を持ってインターホンの前に立って「使用料払え〜」と脅してくるので、うかつなことはできません。

それはそうと、華原朋美の1stアルバム『LOVE BRACE』の2曲目「Just a Real Love Night」が、ものすごくものすごいのです。スルメ曲とはこの曲のことを言うのでしょうか。歌詞は書けませんが、どれほどすごい曲か、我が文章力で表現しきってみせましょう。

0:00〜0:20あたり、大阪のおばちゃんっぽい外国人が遠くでなんか叫んでいるように聞こえます。なんなんだろう、ぎゃーっはっはって言っているし。不穏な雰囲気が漂います。そんな新今宮みたいな風景から、華原朋美の「ふーうー」って高いため息が聞こえます。0:40ぐらいから、ずっちゃかずっちゃか小室サウンドが始まります。新今宮からいきなり小室哲哉博物館に閉じ込められた感じになります。0:55からいきなりサビというか、この曲の最狂の呪文「じゃすたりーらんないりーらんないりーらんないとぅない」が始まります。

「じゃすたりーらんないりーらんないりーらんないとぅない」というのは「ビビデバビデブー」みたいなもんで、唱えると幸せになる呪文です。この曲を全部聴き終わって、頭に残っているのは「じゃすたりーらんないりーらんないりーらんないとぅない」だけです。他にも「喧騒」とか「歴史」とか、小室サウンドに欠かせない単語が散りばめられているのですが、訪れなかったり、変わったり、奇跡の女神が微笑んだりするだけで、あんまり深い意味は感じ取れません。全部「じゃすたりーらんないりーらんないりーらんないとぅない」が持っていきます。

はじめてわかった本当にと言いながら、ちっともわかってない感が溢れるサウンド。話が噛み合わないかもね、じゃなくて、実際ちっとも噛み合ってない。ぎっちょんすごい小室ワールド全開です。じゃすたりーらんないりーらんないりーらんないとぅない。

行き先はあなたに任せたいとか、早く名前だけで呼びたいとか、行き先ぐらい自分で決めたらよろしいし、名前だけで呼びたければ呼べばよろしいと、人生の先輩風を吹かせて色々と諭したいところではあるのですが、「じゃすたりーらんないりーらんないりーらんないとぅない」がぐるぐるするので、どうでもよくなります。

ちなみに、次の曲「keep Yourself Alive」も「きーぷゃーせるふらい」という呪文がぐるぐるしだして、何を言ってるのかわからなくなります。小室哲哉の呪文の使い方が凄すぎて、ぎょんぎょんするしかありません。

「Just a Real Love Night」に話を戻しますが、小室哲哉の声がコーラスでうっすら聞こえてくるのも、実にじんわりとよい感じです。本当によい曲です。ぜひ聴いてみてください。90年代は良かった……なんて年寄りみたいなことを言いますが、良かったんですよ、本当に。ありがたいことです。合掌。 

Just a Real Love Night

Just a Real Love Night

  • 華原朋美
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes