こないだ街中を歩いていたら、後ろで電話をしている人が電話をしていたんですけどね、「今年に入って4台もチャリ盗まれたんや。腹立つ!」「カギも前輪に付けるやつちゃうで、あれやったらハンマーで叩いたらすぐ外れるけど、俺の後輪の輪っかになっているカギやで。それでなんで盗まれるねん。」と愚痴をこぼされておられました。
いろいろとツッコミどころはあるのですが、4台も盗まれるというのはどういうことでしょうか。日本ってそんなに治安が悪かったでしょうか。かなり運が悪くないと4台も盗まれないと思うのですが、気のせいでしょうか。電話主は本厄真っ只中だったのでしょうか。疑問ばっかり浮かびます。もしかしたら自転車屋さんだったのかもしれませんが、だとしたら商品の管理を徹底しましょう。
さてさて、ちっとも役に立たない与太話で構成されている逆キュレーションサイトとして有名なぐわぐわ団ですが、先ほどちょっぴり役に立つ情報を書いてあったのにお気付きになられましたでしょうか。
「前輪に付けるカギはハンマーで叩いたらすぐに外れる」
前輪に付けるカギってのは、具体的にはこんな感じの。
タイヤのスポークに引っかかって、回らないようにするカギです。なんだかめっちょこ適当な絵ですが、おわかりいただけますでしょうか。このカギ、何の役にも立たなくって、金づちでガツンとぶっ叩けば、いとも簡単に外れてしまいます。防犯にも何にもなりませんので、本気で盗難対策をしたい方は、もっと仕組みのややこしいカギを使わないといけません。
と、偉そうに知ったかぶって自転車のカギのことをここまで書いたうえで、警視庁のサイトで調べてみて、おったまげました。前輪につけるカギというのは「箱鍵・前輪鍵・前鍵」と言うそうですが、
昔は元々取り付けていたが、今は後付けとなっている。
そして、後輪に付けるカギは「リング鍵・馬蹄鍵」と言うのですが、
一般的な自転車の標準装備品
なのだそうです。うわぁ、全然知りませんでした。ナウなヤングに「自転車のカギはハンマーですぐに外れるから危険やで。」と、自慢げに話をしようもんなら、原始人が何か言ってると思われたことでしょう。しょんぼり。時代はどんどん進歩しているようです。
話を元に戻しますが、カギの話は置いておくとして、やっぱり1年で4台も自転車を盗まれるというのは、いくらなんでも運が悪すぎると思うので、来年はあの電話主が自転車を盗まれないように、盗まれるとしても2台ぐらいで済むように、祈りたいと思います。合掌。