適当にタイトルを書いてから、さあここからどうやって文章を組み立てていこうかと考える始末なのですが、とりあえずお付き合いください。
こないだ、ひさしぶりに天下一品のこってりラーメンを食べたのですが、その時につぶやいたツイートがこちらになります。
久しぶりに天下一品のこってりラーメン食べたけど、全力で味覚と胃袋をぶん殴ってくる感じがたまりませんな。
— まけもけ (@make_usagi) 2017年1月21日
こってりラーメンの破壊力というのは本当にすごくて、高校生の頃に初めて食べて、これは何だろう?と思ったものの、なんとなく美味しいとも思えずに、でも気になって意識をしだしたのも事実で、いわば恋の始まりのような心のときめきを覚えたものです。
大学生になり、行動範囲が広くなったことと、ある程度の金銭的余裕が出てきたころから、ひとりでラーメンを食べたりすることもできるようになりました。そんなとき、心のときめきを覚えていた天下一品のこってりラーメンにどんどんのめり込んでいくようになるのです。最初はよくわからなかったのに、なんだかどんどん好きになっていくような感じ。告白されて、有頂天になって、もう天下一品のラーメンしか見えない!みたいになるのです。他のラーメンには目もくれず、ただひたすら天下一品のラーメンとずぶずぶになるような感覚。
そうこうしているうちに天下一品のラーメンと結婚。天下一品の持ち帰りラーメンを買ってきて、そのスープで鍋をするぐらいにまでなります。
とはいえ、寄る年波には勝てません。今まではどれだけ全力でぶん殴られても、そんなワイルドなところが好き!と思っていたのに、だんだん胃袋が弱くなってきて、殴られたら立てなくなるのです。無敗のボクシングチャンピオンもいつかは引退するように、天下一品のラーメンとの生活が辛くなる時がくるのです。結婚生活の倦怠期とでもいうのでしょうか。こってりスープが喉に刺さり、やむなく味がさねとか、あっさりラーメンでしのぐ時期でもあります。
そして今日、ひさしぶりにこってりラーメンを食べたのですが、意外とすんなり食べることができました。倦怠期を脱して、ついに円熟期に入ったようです。一口目のガツンと殴ってくる感覚は前とは変わらないものの、うまく付き合うことができるようになったような感じです。つまり、長く一緒にいることが生み出す安心感。こってりラーメンの理解が深まったおかげで、心地よい距離感を取ることができるようになりました。
天下一品のこってりラーメンとは、長いお付き合いをおすすめします。一生、添い遂げる覚悟を持ちましょう。合掌。