ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

名言にも賞味期限がある

「なぜ山に登るのか?そこに山があるからだ」

歯科衛生士・ナカタコマチさんのブログ『ママは歯科衛生士』で、そりゃそうだと膝を打った記事があったので、いっちょ噛みしたくて筆を取りました。ぐわぐわ団の中の人、朝から墨をすって大忙しです。

ジャイアント馬場がワープロを目の前にして「これはどうやって墨を入れるんだ?」と周囲の人に聞き、天龍源一郎が硯を持って慌てて参上したという、私の大好きな与太話がありますが、だからどうしたという話です。

「なぜ山に登るのか?そこに山があるからだ」

ただ「その山を登ったら、どんな場所にたどり着くのかな」というぐらいの見通しはたてておく必要があるんじゃないかなーと思うんです。

その通りだと思います。今の日本は昔と違って、がむしゃらモーレツに働いてどんどん所得が増えて、みんなが裕福になっていくという高度成長時代ではなく、GDPが全然増えない中で、なぜかみんなで所得を奪い合うという、実にもんにょりな時代になっています。やりたくないことでも頑張ればいつかいいことがあるのでとにかく頑張れ!みたいなことをしていても、その先のことは誰も責任を取ってくれません。

頑張りすぎて病気になってしまったりしては何にもならないので、時にはちょっと立ち止まって自分の立ち位置を確認するのも必要ですよね。

というわけで、名言には賞味期限があるという話だったのですが、本当に素晴らしい名言は賞味期限が長い、もしくは賞味期限がないのではないかとも思うのです。

以前にも記事にしたことがあると思うのですが、麻原彰晃の私選弁護人であった横山弁護士の「バカモン!自動車に乗れんじゃないか!」という名言があります。この言葉、本当に横山弁護士が口にしたのかどうか、実はあんまり定かではありません。ただ、私の中の名言ボックスの中では、一二を争うほどの名言なのです。

「バカモン!自動車に乗れんじゃないか!」

ポイントは「自動車」です。普通は「クルマ」です。でも、横山弁護士の発した言葉は「じどうしゃ」なんです。しかも、普通に「じどうしゃ」ではなく「ゃ」なんです。名言ポイントが高まりすぎです。座右の銘にすべきかどうかは正直悩むところですが、私のお葬式の時には、ありがたいお経ではなく「バカモン!自動車に乗れんじゃないか!」と唱えてもらいたいぐらいの言葉です。

さきほど、「以前にも記事にしたことがあると思うのですが」と書きましたが、その記事というのは、今日の21時に投稿する記事のことでした。ご期待ください。合掌。