ぐわぐわ団

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追跡・逃走・激突

なんだかセンセーショナルなタイトルですが、こないだのNHK大阪のローカルニュースで、こんな感じだったのです。

「追跡・逃走・激突 男性死なせ懲役7年」が正しいのですが、空目して「追跡・逃走・激突 男性死 なぜ懲役7年?」みたいに見えたわけです。なんだかよくわかりませんが、警察24時っぽさがあります。

たまーに番組改編期の特番で放送される「警察24時」。警察に24時間密着取材をして、甲高い声でしゃべる、顔にモザイクの入った人たちとのやり取りをだらだらと2時間程度でまとめた番組です。「おれは何もやってねーよ!」「じゃあ、この注射器はなんだ?」「そんなの知らね〜よ〜!」みたいな、ものすごく不毛なやり取りを見て、なんとなくニヨニヨする感じ。

ところで、この「警察24時」に出てくるモザイクの入った人たちですが、撮影している時からモザイクが入っているわけではありません。たぶん……入っていません。テレビ局や警察に確認したわけではないので、もしかしたら生まれつきモザイクが入っていて、声が甲高い人なのかもしれませんが、生まれつきそういう人であれば、さらにモザイクをかけて、声を甲高くしないと個人が特定されてしまいますので、ダブルモザイクにする必要があるのではないでしょうか。正直、このくだりはどうでもよいので適当に流しますが、とにかく、編集する人は無修正の映像を見ているわけです。

大事なことですので、もう一度言います。編集する人は無修正の映像を見ているわけです。つまり、無修正の警察24時を。モザイクの入っていない、映ってはいけないモノがばっちり映った、無!修!正!の!警察24時を!

すごいですねぇ。誰もが見たくて見たくて仕方がない、特に男子中学生や男子高校生なんかが見たくて仕方がない、無修正モノを、編集の人はたっぷり見ることができるのです。モザイクを入れる仕事がしたい!と思っている男は、実は5000万人ぐらいいるのではないかと思うのですが、なかなか求人倍率が高く、なおかつ競争率も激しいうえに、本気でどうやってそんな仕事に就くことができるのかわからない、大江健三郎の『死者の奢り』で書かれていた死体洗いのアルバイトぐらい、もしかしたら都市伝説じゃないの?と思えるぐらいの仕事なので、夢は夢のままで、結局現実的な仕事に就くことになるのです。

もしかして、無修正の警察24時がどこかに流出していて、海外のサイトで有料で見られるかもしれません。誰か探してください。よろしくお願いします。合掌。