なんやねんなと思われるかもしれませんが、まぁお付き合いください。
ぼーっと「精選版・日本国語大辞典」を眺めていたのです。
これ、お値段が7,800円とやたら高いのですが、出始めか何かで安く買えたときに意を決して買ったアプリです。
まともに買ったら税込で48,600円もしますので、確か4,000円でアプリを買ったはずなのですが、定価から考えると7,800円でも安いっちゃあ安い。でも高い。
そのように、清水の舞台から飛び降りたら死ぬので、飛び降りたつもりで買ったアプリを使わないのももったいないので、たまにぼんやりと眺めていたりするのです。別に「元を取ったる!」と息巻いているわけではありません。
そこで、目についたのが「尿袋」なのです。ものすごくものすごいアプリを使って何をしているんだ?と思われるかもしれません。中学生になって、ピンピンに新しい英和辞書を前に「sex」と調べてニヨニヨしている男子中学生と何ら変わるところがない現実に押しつぶされそうになるのも事実ですが、暗闇を切り裂く覚悟で話を進めます。
まず、この「尿袋」ですが、「いばりぶくろ」と読みます。「にょうぶくろ」ではありません。Macの日本語変換でも「いばりぶくろ」と入力して変換すると「尿袋」ときちんと出てきます。そういや、Macの日本語変換って「ことえり」じゃないんでしたね。今、書きかけて、違う違うと思いました。
そんでもって、「尿袋」とは何か?ですが、せっかくなので引用してみます。
〘名〙 (「ゆばりぶくろ」の変化した語) 膀胱ぼうこう。 *信心録(ヒイデスの導師)(1592)一 「バウクヮウ ノ カス ナラバ ibaribucuroイバリブクロ ニ ヤル ナリ」
日本国語大辞典の特徴なのですが、どこで使われたのかが書かれていることが多いです。今回の場合は信心録(ヒイデスの導師)という本に書かれているそうです。1592年の本ですね、めっちょこ古い。
そして、どんな本なのかを調べるためにAmazonで検索してみました。
とんでもないことに、この本中古本で9,000円します。世の中、デフレがまだまだ続いていると思っていたのですが、どうもバリバリにインフレなようです。レッツ、ジンバブエ!
そして、念のために申し添えますが、リンク先に飛んで実際にアプリや本を買うなどという剛毅な真似はくれぐれもなさらぬよう、よろしくお願い申し上げます。合掌。