ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

YMCAの合宿のトラウマ

とりあえず何か書こうと思います。

これこれ。野暮用で東京に2週間行く前に描いた絵。

何かというと、幼少の折、YMCAの体操教室に通っていた私は、合宿に連れていかれることになったのです。1泊2日、六甲山のなんかキャンプ場というか、宿泊施設というか、そういうところ。親元を離れて、知らん人だらけの中で、しかも知らない場所に泊まるという極限状態です。幼稚園に行く前だったから4歳ぐらいでしょうか。当時は、というか今も人見知りが激しく、そんなに友達を積極的に作るような性格でもなく、本当にどうしてそんな合宿に参加することになったのかさっぱりわからないのですが、とにかく合宿に行きました。

そして、六甲山から遥か遠くに見える神戸の街の灯りを見て、涙していたのです。当時の記憶を思い出して、描いたのが上の絵です。帰るに帰れないし、本当にもう極限状態でしたね。楽しい思い出なんてこれっぽっちもなく、ただただ地獄であったという印象しかないのです。

以降、どこかに泊まるというのがそもそも苦手になりました。ものすごくトラウマになったんだと思います。それは今も同じで、東京に2週間と聞いた時には六甲山から神戸の街の灯りを見て涙をした時を思い出し、行ってもないのに大阪に帰りたいと思いました。これほどのトラウマはなかなかありますまい。いや、あると思います。あるでしょうし、あってしかるべきです。ですが、なんとなく私の中ではこのYMCAの合宿がトラウマなのです。

最近でこそ、相方とふたりなら旅行に行くのも楽しいと思えるようになりましたが、どこかに一人旅なんてのはありえないのです。家にいるほうがいい。東京にいた時も、用事が済んだらホテルに帰って、パソコン開けてましたから。這々の体で東京タワーに観光に行ったんですよ、あんまりにもあんまりだから。 

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でも、展望台での滞在時間はほんの10分程度だったんですけどね。ほんとにもう、一人でいるときは巣にこもるのが基本。

それもこれも、YMCAの合宿が悪い。あの合宿が友達も知り合いもいない、知らない人だらけの知らない土地に放り込まれて、神戸の街の灯りを見て涙するようなものではなく、酒池肉林の飲めや歌えの大騒ぎの狂乱の宴であったならば、ウェイウェイしまくってくんずほぐれつの楽しい合宿であったならば、今の私はもしかしたら違っていたかもしれません。ウェイウェイしていたかもしれません。フェイスブックに「イェーイ!」って顔出ししてピースをしていたかもしれません。おそろしいことです。合掌。