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B快速・新大阪行きに乗ってみました

突然ですが、天王寺から新大阪まで、特急料金を払わずに乗り換えなしで行ける唯一の電車が「B快速」です。そして「B快速」は天王寺午前6時01分発の1本しかありません。ぶっちゃけめっちょこレアなのです。

こんなんより超レアなのです。ちなみに画面は逆転オセロニアのハオトミ。こちらは知らなくても結構です。

「快速」と表記されていますが、本当は「B快速」です。環状線内では「快速」だろうが「B快速」だろうが停車駅は同じなので、統一して「快速」になってしまうのです。なかなかに雑な扱いを受けています、「B快速」。

この日は平日だったのですが、仕事がお休みだったのと、夜更かしをしてしまってわけがわからなくなっていたので「一度、あの電車に乗ってみよう!」とノリノリになってしまい、相方とふたりで乗りにきたのです。ただし、電車が来るまでがテンションMAXで、以下テンションだだ下がりになります。

連写で撮ったらブレまくりの「B快速」。

そして、車内にはめためたたくさんの人が。朝の6時です。ガラガラだと思い込んでいたのに、電車の中は極めてたくさんの人でいっぱい。天王寺でそこそこの人が降りるのですが、扉の近くでつり革を離さずに「俺様は降りないのだ!」と無言で主張する若者と、「俺たちは降りるんだ!」な人たちがゴンゴンぶつかり稽古みたいなことをしていて、ややもんにょり。

「俺様は降りないのだ!」な若者を横目に、どうにか電車の中に。「B快速」は和歌山午前4時54分発なので、座席に座っている人のほとんどがお疲れモードで熟睡されていらっしゃいます。そこらじゅうでガーガーいびきがすごいの。ガラガラだと思い込んでいた電車で思いもかけずきゅうきゅうしながら立つことになり、不協和音(=いびき)を奏でながら、まだまだ明けぬ夜の帳に覆われた街を走る「B快速」の中で、なんでわざわざこんな電車に乗っているのだろう……という思いに囚われるのです。

西九条でそこそこたくさんの人が降りたので座ることができました。梅田貨物線を走っている途中でようやく朝日が昇りはじめ、ちょっと幻想的な景色を見ることができたのですが、隣では相方が「B快速」にすっかり飽きて、スマホで調べものをはじめて「新大阪のスーパー銭湯は朝6時からやってるから行こう!」とか言い出す始末です。お風呂セットを持ってきていないし、そもそも徹夜をしているのは相方です。お風呂に入ったら寝てしまって水没するのが目に浮かびます。とりあえず、スーパー銭湯に行く案はやんわりと却下しているうちに新大阪に到着。

乗ってきた「B快速」、今度は快速・湯浅行として南に引き返すようです。

さすがに湯浅に行くのもどうかと思いますし、とりあえず新大阪駅を出て、マクドナルドで朝ごはんを食べて、御堂筋線で天王寺まで帰りました。

さて、この「B快速」ですが、2018年3月17日(土)のダイヤ改正で廃止されることになりました。代わりに特急くろしおが増発されることになっていますが、特急ですので特急料金がかかります。となると、天王寺から新大阪まで乗り換えなし、かつ追加料金なしで行く方法がなくなることになります。ですので、必要な方は今のうちに「B快速」に乗っておくことをオススメします。必要な方の定義が今ひとつはっきりしませんが気になさらぬよう。合掌。