映画館に足を運ぶと、いろんな映画の予告をイヤでも観ることになります。自分からは観ようと思わないジャンルの映画の予告とかを目にすることになるので、実はけっこう楽しみだったりします。
とりあえず『ランペイジ 巨獣大乱闘』がめっちょこすごい。
何がすごいって、字面からしてどうしようもない。「巨獣大乱闘」 なんて言葉、普通に生きていれば絶対に思いつきません。そして映画の内容「泥酔してべろんべろんになったときの戯言を全力で映像化しました!」みたいになっていて、実にほほえましいのです。ちょっとした思いつきでニヨニヨして何かを始めるものの、途中でバカバカしくなって手が止まるというのは誰にでもあると思うのですが、よく最後まで作ったもんだと思ったのが『ランペイジ 巨獣大乱闘』です。
キャッチフレーズも見事です。「巨大化が、止まらない。」ゴリラ、オオカミ、ワニが巨大化して、街で大暴れ。本当に頭のネジがゆるゆるになったどころか、頭のネジがなくなったんじゃないかと思うような設定です。こないだ観た『パシフィック・リム:アップライジング』でも、高層ビルがどっかんどっかん壊されていましたが、あれはイェーガーと怪獣、どちらも非現実的な存在なので、まだ自分の中で受け止めることができるのです。ただ、ランペイジのゴリラ、オオカミ、ワニというのは、どれもこれも中途半端に現実的というか、「何でお前らがビルぶっ壊すねん」みたいになってしまって、どうにもこうにもなりません。
ゴリラはキングコングという前例があるのでわからなくもないのですが、オオカミとワニというチョイスはどうなんでしょう。本当に酔っ払いの思いつきじゃなかろうかと。どうにもこうにもすごい。
ただし、たぶん観にいくことはないだろうな〜と思います。
それと、私は『タイヨウのうた』という映画が本当に大好きなんですけれど、全くあずかり知らぬうちにハリウッド・リメイクがなされていたのでびっくりしました。『ミッドナイト・サン〜タイヨウのうた〜』として、5月11日から全国で上映されます。アーノルド・シュワルツェネッガーの息子、パトリック・シュワルツェネッガーが主役です。なぜ、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子が?と思いましたが、かっちょいいのでよろしいんじゃないでしょうか。お父さんと違ってムキムキではないようです。
というわけで『リズと青い鳥』を観てきました。
なんかね、ものすごく繊細なガラス細工みたいなんです。絵がとにかくステキで、ほわわわ〜としていて「ほんま、ええもんみさせてもろうた」というのが正直な感想。
ブルーレイが出たら即、買います。というより、もう一度映画館で観たい。あの世界に入りたい。
みぞれが「ふぐ」とポソっと口にするシーンがありますが、あのシーンでヤられます。なんじゃあれは。不意打ちすぎて死ぬかと思った。
これ以上は文章にできません。本当にステキで綺麗な映画です。合掌。
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