当然のことだと思いますが、苦労なんてしないに越したことはないのです。売れるもんなら売りますし、お金で解決できるなら積極的に解決します。遠いスーパーに30円安いたまごを買いにひいこら汗をかいて1時間かけて行くなら、家の前のコンビニでちゃっと買ってきます。
レトルトのカレーは美味しいのです。冷凍のチャーハンも美味しいのです。スーパーのお惣菜もめっちょこ美味しいのです。作っているのはその道のプロですから、片手間で料理をしている人がかなうわけがありません。例え専業主婦であってもです。作る量が違います。
掃除だって、しないと死ぬわけではありません。死ぬかもしれませんが、そんなもんは何十年後の話です。じゃがいもに味噌をつけて食べると死ぬ話と同じです。
私は今まで苦労してきた。だから、あなたも苦労しなさい。
そんなことを言う人がたくさんいますが、あほじゃなかろうかと思っています。今まで苦労して得たラクをするノウハウを次の人に分けてあげればいいじゃないですか。タダがいやなら売ってもいいのです。そうすれば、次の人はラクができて、新しいことができます。そうしてどんどん世の中はよくなっていくのです。
苦労しなければいけない!なんて言う人も電気ぐらい使っているでしょう。昔の人は電気もガスもなかったんです。「電気もガスもない苦労を味わえ!」とご先祖様は思っているかもしれませんが、そんな苦労をしているヒマはありません。苦労しなければならないなんて、このように非論理的な話なのです。
スマホがあるから、目的地まで簡単に行くことができます。
スマホのなかった時代は……なんて言い出して、地図の見方も知らないなんてとんでもない!苦労をしなければいけない!と宣う方もいらっしゃいますが、今はスマホがあるんだから地図の見方なんて知らなくてもいいんですよ。ややこしいことを言うなら、伊能忠敬の時代まで遡れと言いたいのです。あの苦労をしろというのでしょうか。
ラクをすることに罪悪感を感じてはいけませんし、ラクをしている人に嫉妬してはいけないのです。みんなでラクをすればいいんです。
ふと「一億総姑化」みたいな文字を目にして衝動的に書いた文章です。ラクをしましょう。合掌。