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マリンなオヤジの腕元はリッチとやんちゃがイイ塩梅

なぜか、私の目の前には、めっちょこお高い腕時計のカタログみたいな雑誌があるのです。ロジェ・デュブイのエクスカリバー アヴェンタドールSはお値段2160万円。タマホームならそこそこでっかい家が建ちます。

リシャール・ミルのRM53-01トゥールビヨン パブロ・マクドナウに至っては1億230万円です。タマホームならめっちょこでっかい家が5軒ぐらい建ちます。ドンキに行ったら1,000円で時計売っているというのに、1億230万円ってどういうことだと思わずにはいられません。しかも、時計の名前が「マクドなう」ですよ。「フィレオ・フィッシュ食べてるなう」みたいなツイートをしかねません。たぶん、1億230万円の腕時計をするような人はマクドナルドでフィレオ・フィッシュなど食べないのでしょうが、美味しいのに残念なことです。

とにかく、お高い時計は何から何までさっぱりわかりません。紹介文一つとっても、こんな感じです。

脱進機と調速機を常に水平に保つ、マリンクロノメーターから着想を得た独自のジャイロスコープモデュールをダウンサイジングし、表裏のサファイアクリスタルの凸凹をなくしました。手巻き、

かろうじてわかるのが「手巻き」の部分です。手巻き寿司みたいなもんです。

マリンなオヤジの腕元はリッチとやんちゃがイイ塩梅

なんとなくキャッチフレーズだというのはわかるのですが、なんのこっちゃかさっぱりわかりません。紹介されている時計は155万円。高級腕時計の本を読み続けていると、なぜかこの値段で安く感じてしまいます。

1000万円だとか、2000万円だとか、第一次世界大戦でルール工業地帯を奪われてどエラい物不足になってインフレがめっちょこ進んだドイツじゃあるまいし、そうやすやすと1000万円の腕時計などあってたまるものかと思うのですが、世の中には高価な時計を欲しがり、買い求める人がいるのです。

もちろん、私はそんな高価な時計は持っていません。なぜ、こんな本を読んでいるのかわからないのですが、とりあえず元気です。合掌。