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大きな栗の木の下で

大きな栗の木の下で、私と私、仲良く遊びましょ〜

絵を描いてから気がついたのですが、栗って天津甘栗みたいなのをイメージしがちですが、実際はイガイガのウニみたいなのです。もちろん、お寿司の上に乗っかっているウニではありませんよ、イガイガのです。

昔はエヘン虫という言い方もしていたと思うのですが、いつの間にかいなくなりました。最近の子に「エヘン虫」という言い回しを使っても「何それ?」と言われることは必至でしょう。高齢者にとって厳しい時代です。

戦後、物資のない時代、栗はとてもありがたいものでした。なんといっても、お腹がふくれますし、少し甘みもあります。砂糖などは口にできない時代ですから、ちょっとでも甘いものはありがたいのです。

そして今、栗はさほど重宝されないものになってしまいました。「今日のおやつは栗よ〜!」と言われて、狂喜乱舞するような子どもはいません。アンケートをとったわけでもありませんし、私の勝手な思い込みですが、いないのです。

もしかしたら、私の思い込みでしかなくて、「今日のおやつは栗よ〜!」と言ったら、全ての子どもが狂喜乱舞する可能性もなくはありません。そうであれば、栗好きとしては万感の思いと言えるでしょうが、私は別に栗好きでもないので、どうでもいいのです。

それより、大きな栗の木の下で遊ぶなんてことを許してはいけません。イガイガが頭の上に落ちてくるリスクをどう考えているのか、執拗に問いたださねばなりません。現代社会において、死因の第一位がイガグリの落下による栗死なのです。これも、統計をとったわけではなく、私の勝手な思い込みですが、栗死なのです。ヘルメットをかぶっていたら守ることのできた命は数知れません。

大きな栗の木の下で遊ぶ場合は、まずヘルメットをかぶりましょう。もっと言うと、知らず知らず大きな栗の木の下にいる可能性もありますので、常にヘルメットをかぶっておかねばなりません。もっともっと言うと、イガグリが落ちてくるのは大きな栗の木の下だけではありません。何もないところでも、イガグリは落ちてくるかもしれません。だから、四六時中ヘルメットをかぶっておく必要があるのです。

蒸れる。合掌。