ザーサイって結構お高いでしょう。
こちらのザーサイの瓶詰めセット、1個あたりのお値段は239円致しますの。しかも100gで、ですよ。ですから、ザーサイを腹一杯食べるなんて贅沢は許されざることでしたのよ、おわかりかしら。
ウソくさいマダムっぽさを出してしまいましたが、言いたいことは言いました。ザーサイが大好きなのです。あの食感、きのこだとばっかり思っていたのですが、実は野菜で茎が肥大化した部分を漬けてあるんだとか。実に怪しいやつです。でも、美味しい。
いつかは石油王になってザーサイを食べまくるんだ!と密かにたくらんでいたのは事実です。ただ、石油王になれるかというと、そういうわけでもない。アントニオ猪木とマサ斎藤の試合に乱入し、あろうことかマサ斎藤に手錠をかけてしまった海賊男ぐらいにはなれるかもしれませんが、ぶっちゃけそんなもんになりたくもない。
そんな折、富沢商店というお菓子やパン作りといった製菓材料の専門店に行ったときのことです。
こんなのが売られていました。500gで172円。100gで239円もする瓶詰めと比べると破格の安さです。とりあえず、よくわからんけど一袋買ってみました。
そして、わかったことは、このままでは辛くて食べられないということです。薄く切って、塩抜きをして、ごま油やラー油でもって味付けをして、炒めたり何なりしないといけないのです。つまり、ザーサイが高いのは手間賃なのです。
塩抜きして炒めてみました。袋には塩抜き20分と書いてありましたが、明らかに塩抜き不足でめっちょこ塩辛く、炒めた後で茹でるというわけのわからん処理を施したところ、ようよう食べられるようになりました。実に面倒。
そして、ザーサイなど丼に山盛りあっても持て余します。ペジテのアスベルがチコの実を食べた後に「味はともかく長靴いっぱい食べたいよ」 と言ったセリフを思い出しましたが、いつものことです。ついでに言うと、チコの実と聞くと「チコタン」という歌を思い出します。この歌、歌詞を読むと……合掌。