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「同じことを何度も聞くな!」はダメ!絶対!その3

ごはんはちゃんと食べました。

それはそうと「同じことを何度も聞くな!」とお怒りになる方がいらっしゃいます。

聞かれる側からすれば「同じこと」かもしれませんが、聞く側からすると「違うこと」だから聞いていることが多いのです。

「赤いペンは右側に置いてください。」

このように指示されたとします。でも、目の前に赤いペンが2本あると、1本だけ右側に置いたらよいのか、2本とも右側に置けばよいのか、わからなくなります。わからない以上、もう一度質問することになります。そうすると、

「赤いペンは右側に置くように言ったじゃないか!同じことを何度も聞くな!」

と怒られるのです。これが何度か続くと、聞く側は怖くなってしまって「怒られるぐらいなら適当にやってしまおう」と考えるようになり、最終的に取り返しのつかないミスへとつながっていくのです。

賢明な読者であればもうおわかりかと思いますが、悪いのはアベ政治です。独裁政治を許してはいけません。ふりかけ問題をうやむやにしてはいけないのです。

ということではなく、悪いのは「同じことを聞くな!」と怒る人です。そもそも、相手に自分の指示がきちんと伝わっていないのです。どこかが曖昧で、はっきりしていないからこそ、聞く側が都度「違うこと」と認識して、聞かざるをえないのです。

「それぐらい、自分で判断しろ!」と輪をかけて怒る人もいますが、自分の指示が曖昧でわかりにくいことを棚に上げて忖度しろというのは、聞かれる側の奢りでしかないのです。

なんとなく「奢り」という、ノーベル賞作家・大江健三郎っぽい言葉を使いたかっただけなので、もう少しわかりやすく言うと、「同じことを何度も聞くな!」と怒る人があんぽんたんなのです。「同じことを2回聞くな!メモを取れ!」と言ってメモを取らせたところで、伝わらない言葉をメモさせても、伝わるわけがありません。余計に混乱するだけです。

「同じことを何度も聞くな!」は間違いで、「同じことを何度も聞かれないように、きちんと相手に伝える」が正解なのです。おめでとうございます。合掌。