ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

「事実上2人の争い」なんて言い回しは他の2人に失礼ではないか

沖縄県の県知事の選挙が近々行われます。

私は大阪に住んでいるので、今回の知事選挙には、出馬はおろか投票もできないという状況でほぞをかむ思いなのですが、それはそれとして、4人の方が立候補しているのです。ぐわぐわ団を読んで、誰に投票すればいいのかの参考にしようと考えていらっしゃる方がいるのであれば、申し訳ないのですが、参考になることは一切書いてありません。ていうか、今までのぐわぐわ団を読んで頂いている方ならそんなことは百も承知のはずであり、今更何を言っているのだ?と思われるに違いありません。念には念を入れるという言葉がありますように、念には念を入れているだけの話です。

さて、今回の選挙、4人の方が立候補しているにも関わらず、NHKのニュースを聞いていると「事実上2人の争い」なんて言い方をするのです。ひどい話です。立候補をしている以上、誰もが平等に当選する可能性を秘めているはずです。どこかの政党が支持しているとか、推薦しているとか、そういう大人の事情はあるかもしれませんが、投票日になって「あの候補に入れるつもりだったけど、なんとなく今回は目立っていなかったあの人に入れておこう」と全員が考えてしまって、予想とは違う結果になるなんてこともないことはないのです。

事実、アメリカでは当初の予想に反してトランプ大統領が誕生しました。トランプが選挙に出ると言い出したとき、誰もが「絶対当選なんてせえへんやろ」と思っていたのです。当の本人ですら「当選なんてできへんやろうなぁ」と思っていたかもしれません。しかしながら、結果的に大統領選はヒラリー・クリントンとの一騎打ちとなり、トランプが選挙に勝ってしまったのです。私が出馬していれば、また違った結果になったはずですが、たらればの話をしても仕方がありません。トランプに譲ってあげたと考えれば、腹も立たないというものです。

というわけで、「事実上2人の争い」などと言ってうかうかしていると、足下を救われる可能性があるのです。さあ、足下を助けてあげましょう。合掌。