ひさしぶりにラーメン横綱に行ってきました。ラーメン横綱の素晴らしいところはネギ入れ放題サービス。ラーメンを食べにきているというのに、ネギでおなかいっぱいになるのです。しかも、そのネギが美味しい。実にありがたいことです。
カウンター席でラーメンとネギを食べていると、横にそこそこのご年齢のおっさんが座り、生ビールとチャーシューメンを頼みました。「ほほう、ラーメンをあてにビールを飲むのか、それもよろしゅうおますなぁ」と内心どうでもいいツッコミを入れて、自分は自分でラーメンとネギを食べていると、おっさんはぐいぐいビールを飲んでいます。「ラーメン食べる前にあんまりお酒を飲むと味がわからなくなるんじゃなかろうかね」と内心どうでもいいツッコミを入れて、自分は自分でラーメンとネギを食べていたのですが、ふと横を見ると、おっさんのラーメンのスープが鼻血でも吹いたかのように真っ赤なのです。
ラーメン横綱において無料で入れ放題なのはネギだけではありません。にんにく唐がらしという薬味も入れ放題なのです。ただ、これはけっこう辛いので、私はちょっぴりしか入れません。横のおっさんはどばどばに入れてしまったのでしょう。狂ったような量を入れないことには、あれほど真っ赤にはならないと思うのですが、飽和するまで突っ込んだにちがいありません。
にんにく唐がらしを入れまくったから辛くて仕方がないのでしょう。おっさんは生ビールをおかわりし、麺固めで替え玉を注文しました。横で自分は自分でラーメンとネギを食べていたのですが、はっきり言います、替え玉なんてしたらお腹が爆発します。それぐらいにボリュームがあるのに、生ビールはおかわりするわ、替え玉もするわ、おっさんの胃袋はどうなっているのでしょう。そして、替え玉を突っ込んだ真っ赤なラーメンに、すりおろしにんにくをどばどば入れています。おっさんは一体何を食べているんだろうと思いつつ、私は私でラーメンとネギを食べていたのですが、さすがに横でわけのわからんものを食べられると、もんにょりしてしまいます。
「少し塩が足りない」といって塩を振るだけで「俺の舌が信用ならんのか!」と激怒するような料理人もいると聞きます。このおっさんの行為は料理人への最大級の反乱ではないのかと思いますが、はっきり言うと、どうでもいいです。二度と会うこともないと思うので、とりあえずブログに記録しておくことにしました。記録してどうするつもりなのかはわかりません。合掌。