ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

石油ストーブに物申す

私は今まで何の不自由もなく暮らして参りました。フランス王家の血をひく身であるがゆえに、フランスは花の都パリのヴェルサイユ宮殿・鏡の間を勉強部屋とし、大塚家具で買った超高級学習机で読書に勤しんできたというわけです。

最近の大塚家具はいけませんね。最大8割引セールなど下品ではありませんか。「なんぼで買うたん?」「これな、8割引やで!安いやろ!」みたいな会話は上流階級の者は致しません。値札などは見ずに、良いものであれば「コレをいただくわ。支払いはカードで」「1回払いでよろしいでしょうか?」「何を言っているの。リボ払いに決まっているじゃない」これが高貴な者のモノを買う姿です。

ご先祖様であるマリー・アントワネットは「パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃない」と口にして物議を醸したことがありますが、あれは主食のパンの代わりにデザートのケーキを食べることを強要したから反感を買ったのです。みなさんも「ごはんがなければ、ようかんを食べればいいじゃない」と言われたらどうでしょう。ようかんはよう噛んで食べねばなりません。そうではなくて、主食とするには甘過ぎて厳しいと言わざるを得ないでしょう。

要するに、主食となるものがない場合に代わりとなるものは主食となるものでなければならないということを、マリー・アントワネットは命に代えて教えてくれたことになります。皆さんは感謝をせねばなりません。

「パンがなければごはんを食べればいいじゃない」と仰ったのは、ごみちゃん・アントワネットです。主食に対して、ごはんという代替案を提示しているため、論理的に矛盾がなく、反感を買うこともないのです。仮に反感を買ったとしても、リボ払いで何とかなる程度です。決して、フランス革命が起こるほどの反感ではありません。

さて、何不自由なく暮らしてきた私ですが、唯一世の中に疑問を呈するとすれば「石油ストーブ」じゃなくて「灯油ストーブ」だよね、ということです。石油というのは黒いどろどろした原油のことであり、あんなものがストーブの燃料になるわけがない。きちんと精製せねばいかんのです。石油と灯油をごっちゃにしてはいかんのです。

石油王はなんとなく羨ましいですが、灯油王は羨ましいとは思わないでしょう。そういうことです。合掌。