ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

車の席次に関する新しい考え方

車にも上座や下座という、わりとどうでもいいしきたりがあって、タクシーを乗り合いするときなど、ややこしいことになります。私の知っている限り、運転席の後ろの席が一番、助手席の後ろの席が二番、その間が三番、そして助手席が四番の末席となります。本当かどうか知りませんが、運転席の後ろが上座な理由というのが、事故した時に一番生存率が高いからなんだとか。なんとなくもんにょりする理由です。

「そこまでして生き永らえたいのか!」と悪態の一つでもつきたくなる気持ちは十分理解できます。かといって「何かあった時に一番死なない席です、どうぞ!」と勧められたら、それはそれでちょっとどころではなくイヤです。

ぐわぐわ団では新たな提案を行いたいと思います。まず、助手席という言い回しがよくないのです。別に運転席の横の席というだけで、運転手の助手でないといけないわけでもありませんし、ましてやワトソン君でもないというのに、わざわざ助手席などと言わずともよいのです。ご提案と致しまして、展望席、パノラマ席、S席、特に展望席という言い回しには賛同して頂ける方も多いと思うのです。

電車の運転手さんの横に座席があれば、子ども、鉄道ファン、まけもけ、景色マニア、いろいろな人によって取り合いになります。電車の運転手さんの横の席なんてのはキングオブプレミアムシートなのです。にもかかわらず、車の場合、運転手さんの横の席は末席だと言われる。そんなバカな話はありません。というわけで、助手席という言葉を展望席と改め、一番エラいさんに展望席に座ってもらうことに致しましょう。

あとは、出やすさを重視し、展望席の後ろを2番、その横を3番、運転席の後ろは4番ということに致します。タクシーであれば、2番、3番の人は「ありがとうございます〜」と言って、さっさと車から降りてしまえば、 支払いは4番の人がすることになります。このように考えると、運転席の後ろなんてろくな席ではありません。

「運転席の後ろが上座じゃないか!社会常識もマナーも知らんとは何事か!」と怒り出す人がいれば、簀巻きにして車のトランクに入れたら静かになります。景色が見られないので5番目のキングオブ末席となりますが、マナーにうるさい人なんかと一緒に車に乗っても楽しくないので、トランクに入れておくほうがよろしいかと思います。とりあえず、本気にしないように。合掌。