ぐわぐわ団

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白馬の王子さま

湖のほとりのかわいい家で、白馬の王子さまがやってくるのを待つヒロインみたいな未来を想像しているみなさん、こんにちは。夢と希望を打ち砕く、ぐわぐわ団の参上です。

白馬の王子さまをお連れしました。王子さまではありますが、白馬です。もっと言うと、馬です。白い理由は色素がないためであり、アルビノ(albino)とよばれています。アルビノは、動物学においては、メラニンの生合成に関わる遺伝情報の欠損により先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体のことを言います。

馬だけではなく人間にもアルビノが存在し、アフリカ大陸においては、人体が呪術の道具になると信じられていたり、アルビノの女性とセックスをするとエイズが治るとみんなが信じている地域もあったりして、かなりむちゃくちゃだったりします。選挙に勝つための呪術なんてのもあって、アルビノの人はアフリカではめっちょこ大変なのです。

話を戻しますが、白馬の王子さまは馬なのでヒヒーンと鳴きます。大きいので、エサ代とかが大変です。普通のサラリーマン家庭で飼うことは容易なことではないでしょう。王子さまなんだから、ぎっちょり財産を持っている気もしますが、馬なのでよくわかりません。財産など持っていない可能性のほうが高いと思いますし、おそらく財産はないとお考えください。

王子さまなので、将来は王様になるのですが、所詮は馬の国の話ですので、そんなに明るい未来があるわけではありません。競馬場で頑張って走って、レースに勝って、余生を種馬として過ごすなんてのは、ほんの一握りの馬だけですし、王様だからと言っても、レースに負け続けていれば、馬刺しになるのもやむを得ないのです。馬の国というのは、このようにものすごくシビアな国なのです。

『美味しんぼ』で馬主に対して、馬刺しを出して激怒させた山岡さんの話がありましたが、それはそれとして、白馬の王子さまが来るのを夢見る乙女の夢を粉々に打ち砕いてしまいました。申し訳ありませんでした。合掌。