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こぼれた牛乳をふきとった後のぞうきんはどうしてめっちょこ臭いのか

学校給食で出てくる脱脂粉乳……ではなく牛乳を不注意でこぼしてしまう子どもが各クラスに一人はいたかと思います。こぼれてしまった以上、ふきとらねばなりませんが、ふきとった後のぞうきんはめっちょこ臭いというのが、どこの誰に聞いても同じ意見です。

少し大げさに言いました。どこの誰に聞いても同じかどうかはわかりません。もしかしたら、北アフリカの少数民族オモンモン人は違う感じ方をするかもしれません。同じように臭いと感じるかもしれません。フィールドワークの一環として、オモンモン人に会いに行って、こぼれた牛乳をふきとった後のぞうきんを臭いと感じるかどうかを調査する必要があります。

ただ、オモンモン人は少数民族であり、いつでも会えるとは限りません。飛行機は何度もトランジットをしないといけませんし、一番近くの空港からも車で2日間かかりますし、途中で紛争地域を通らなければなりません。そうやすやすと会えないのです。

オモンモン人がどう感じるかは横に置いておくとして、科学的になぜ臭いのかを説明しようとした人は実際にいるのです。ペンシルバニア州立大学のエレファントゴールド教授が科学雑誌「科学と学習」に投稿した論文で、きっちりと証明をされています。ぞうきんに残った牛乳の腐敗臭であり、ぞうきんをきっちりと洗わないから臭くなるのだと結論づけています。実際にそのとおりだと思います。

先ほど、脱脂粉乳と書きかけて、あわてて若ぶって牛乳と書き直してしまいました。今の若い人たちは知らないかもしれませんが、昔の学校の給食に出されていたのは牛乳ではなく、脱脂粉乳だったのです。アメリカ人が牛乳の脂肪分、つまり美味しいところを搾り取り、残ったものを粉にして日本人に分け与えていたのです。なんたる屈辱!と思われるかも知れませんが、この脱脂粉乳のおかげで日本の子どもの栄養状態はかなり改善されたのです、確か。詳しいことは知りません。一方、沖縄の給食では山羊の牛乳がふるまわれていました。合掌。