ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

スパ銭のテレビ

スーパー銭湯、略してスパ銭が大好きです。

別にスパ銭と略す必要はなかったかもしれません。スーパー銭湯でぼんやりとお湯に浸かり、ぼへーっと過ごすのは至福の時間です。何も考えずに、ただただお湯に使って、ぼんやりとするのです。城崎温泉とか道後温泉のような本格的な温泉ならもっと良いのかもしれませんが、わざわざ何時間もかけて行くより、ちょこっと電車に乗って、すぐに着く気軽さがよいのです。

ただ残念なのが、スパ銭の露天風呂によくあるでっかいテレビ。日曜日のお昼どきに行くと、大画面に映し出される和田アキ子を延々と見るハメになったりします。相方が先日行ったスパ銭は「四季折々の映像を映す巨大モニター」が売りのはずなのに、いざ行ってみると「四季折々の映像ではなくヒルナンデス!を映す巨大モニター」になっていてもんにょりだったとか。世知辛い世の中です。

せっかくの露天風呂、俗世から離れて、頭の中を空っぽにして、ぼーっとすればよいと思うのですが、なぜキングオブ俗世のテレビを見なければならんのかと。しかも、なぜかバラエティ系だったり、やかましい系の番組ばっかり。

そりゃまあ、バラエティ系でもなく、やかましい系でもないほうが良いからと言って、NHKスペシャル「未開の先住民族オモンモン人の謎に迫る」みたいなのを見せられても困るのですが、とりあえずテレビ番組ではなく、なんとなくぽわぽわできるような映像を流してもらうわけにはいかないのでしょうか。

私が月に一度行くお医者さんの待合室では、モニターに海と魚の映像を延々と映しています。沖縄の海だったり、海外の海だったり、それはもうキレイな海の映像がず〜っと映されていて、ぽわぽわしていてとてもよいのです。いくらずーっと見ていて急に何かハプニングが起きるわけでもなく、ただただ海で魚が泳いでいるだけ。スリル&サスペンスとは真逆の、のんき極まりない映像なのですが、スパ銭のテレビに映すのもこれぐらいの映像でちょうどいいのになぁと思ったりするのです。

だから、露天風呂にテレビのないスパ銭を発見するとうれしかったりします。なかなかないですけど。合掌。