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フードコートについて

心斎橋オーパの地下2階にフードコートができたそうです。

フードコートと聞くと、退廃的な空気の漂う、もんにょりとした空間をイメージしてしまうのですが、最近は違うようです。

信じられないぐらいに愛想の悪いおばちゃんがつまらなそうに立っていて、作り置きされたお好み焼きやたこ焼きが赤外線ランプに照らされて置いてあり「たこ焼きちょうだい」と言うと、その作り置きされたたこ焼きをそのままボンと出されるのです。微妙な温かさのたこ焼きは、ソースが圧倒的に少なく、マヨネーズも微妙な量しかかかっておらず、はっきり言うと不味いのですが、フードコートのたこ焼きなんてのはこんなもんだと最初から決めかかっているので、特に不満もありません。

もうちょっとしっかりと食べたいと思ったときにはラーメンを注文するのですが、これまた信じられないぐらいに愛想のないおじいさんの立っている店で、「ラーメンください」と注文すると、めんどくさそうに麺をゆがきはじめます。私のイメージしているフードコートというのは、そんなに人がこないので、だいたいどのお店でも一人で切り盛りしています。一時期、ブラックだ何だと話題になったワンオペですが、ワンオペで十分なので、問題にはならないのです。

そして、出てきたラーメンというのが、これまたどんくさい味で、セブンイレブンの冷凍ラーメンのほうが何倍も美味しいという代物だったりするのです。脂っこいしょうゆ味なのにコクがなく、麺はずるずるで、チャーシューは残念としかいえない代物、その上で乾ききったわずかなネギがげんなりとしているのです。

フードコートのラーメンというのは、このようなものだと思っているのです。間違っても、フードコートでは美味しいラーメンなど出てこないと思っていました。しかし、昨今はおしゃれなところにもフードコートができて、しかも美味しいお店が軒を連ねており、実に素晴らしいことです。

美味しいものが食べられる、良い世の中になりました。感謝せねばなりません。合掌。