みなさんはアクアマンと聞いて、どんな人を想像するでしょうか。
「このウォーターサーバーね、ものすごく便利なの。お湯も出るの。美容にもとっても良いし、ミネラルたっぷりのお水だから健康にもすごくいいのね。水道のお水はカルキ臭いでしょう、消毒のための塩素も入っているから、健康にはよくないね。人間の体の70％はお水でできているんだから、きれいな良いお水を飲まないといけないのね。でも、毎日ミネラルウォーター買ったりするのは非効率だし、いろいろ大変。だから、うちでウォーターサーバーをレンタルして、毎月の契約してもらうのが一番いいのね。重たい水はちゃんと玄関まで運びますし、お水がなくなったら電話一本ですぐに配送するよ。とりあえず６ヶ月レンタルしてくれたら解約料もかからなくなるし、ウォーターサーバーのレンタル料も不要なのよ。６ヶ月レンタルしてくれたらお客さんにデメリットなんにもないよ。長生きしたいでしょう。じゃあ、いいお水飲まないと。」
と、ウォーターサーバーをやたらと勧めてくる人を想像する人はいないでしょうか。残念ながら、今回観た映画『アクアマン』に出てくるアクアマンはウォーターサーバーのセールスマンではありません。こんな人です。
パンフレットがテッカテカのキンキラキン。パンフレットの表紙に写っているアクアマンはアトランティス王の鉾を持った最終形態です。アクアマンの弟もキンキラキンの格好をして出てきます。
それはそれとして、最終形態じゃないアクアマンは全身タトゥーのヒゲのおっさんです。近くにいてたら全力で逃げるぐらいの雰囲気があります。でも、とにかくやったらめったら強いの。バズーカ砲食らっても「いてぇ……」って言いながらむっくり起き上がるぐらいに強いの。なぜ強いかというのは映画を見てもらったらわかるのですが、とりあえずちょんまげ結ったおっさんの修行で強くなってるので、なんとなく相撲部屋で鍛えられたっぽいです、アクアマン。そのわりには、体型が筋肉質。あんこ型ではない。
ていうか、アクアマンの体型が日本人力士のようなあんこ型だったら、ちょっとどころではなく嫌かもしれません。
映画の内容に関しては、とにかくどったんばったんバトルがすげぇの。『ディープ・ブルー』でリーダー格のおっさんが大演説をかましている時に、突然サメが現れておっさんをムッシャー！と食べてしまうシーンがありましたが、あれに近い感じで突然爆発が起こったりするの。そして、サカナと甲殻類の戦いがスターウォーズみたいにすごいの、わけわからんけど。とにかく見ていて飽きない。エンドロールがめっちょこ長くて、途中で席を立つ人がやたらいたのも、なんとなくハリウッド映画っぽかったです。
ヒゲでタトゥーのおっさんがCGの力で海の中の実写版ドラゴンボールを本気で映画化しましたみたいな感じで、とにかく面白かったです。合掌。
